レザーアイテムのお買い物をしていると、違いに迷うことがあります。
この記事では、「本革」と「合否」の違いを分かりやすく説明していきます。
違いを知って、本物を見極めていきましょう。
「本革」とは?
本革とは、動物の革のこと。
人工的につくられていない、天然の革製品のことです。
使えば使うほど深みが出てくる味わい深い革で、世界でも人気があります。
本革には色々な種類があります。
メジャーなものは牛革や馬革、個性的なものにはパイソン革やワニ革などがあります。
本革を買うメリットは、高級感を楽しめること。
自然素材ならではの温もりを感じられます。
また軽くてしなやかなので、ボディにフィットしてくれます。
長時間身に付けていてもストレスがないので、旅行やショッピングが楽しくなります。
本革は丈夫で、長く愛用できるアイテムです。
セルフメンテナンスをおこなうと、さらに魅力が増します。
全体のほこりをぬぐって、本革用のクリームを馴染ませると質感もアップ。
ツヤがよみがえって、鮮やかさを長期間キープしてくれます。
「合否」とは?
合否(合皮)とは、人工的に作られた革製品のこと。
ポリウレタンやナイロンなどの素材でつくられた「本革のように見えるレザー」をこう呼んでいます。
天然の革にくらべて大量生産しやすいので、お求めやすい値段で購入できます。
またイエローやビビッドなピンクなど、合否(合皮)ならではの染色も楽しめます。
水にも強い素材なので、多少の雨でも気にせずに気楽につかえます。
合否(合皮)は日本のメーカーが1960年代に開発した、世界にほこる技術です。
本革に比べて扱いやすく生産しやすいため、多くのブランドで用いられています。
「本革」と「合否」の違い
どちらもレザーアイテムで人気の素材です。
「本革」と「合否」の違いを、分かりやすく解説します。
・上質な手ざわりが「本革」
本革と合否(合皮)の製品は、大きく異なります。
まずは香りから。
本革のバッグは上質で気品のある香りがします。
革製品のお店に入ったとき感じられる、独特の風合いが印象的です。
それに対する合否(合皮)は、どこか石油っぽい「作られた匂い」がします。
また本革は天然素材ならではの、自然なツヤと生地感があります。
個性的な模様やシワなどもあり、1点1点そのデザインは異なっています。
一方で合否(合皮)は機械でつくられた革なので、どこを見ても同じ模様です。
同じシリーズ同士で見比べてみても違いが分からないほど、よくコピーされています。
本革はとても希少な素材のため、1点が数万円することも珍しくはありません。
合否(合皮)は数千円で購入できるものが多く、本物の革製品に比べて値段も控えめとなっています。
まとめ
「本革」と「合否(合皮)」の違いを分かりやすくお伝えしました。
本革は牛や豚、馬などの本物の動物の革をつかった、上質なレザーのこと。
そして合否(合皮)は、本革を真似てつくった人工的な革になります。
どちらにもメリットとデメリットがあります。
ご自身のライフスタイルに合わせた、お気に入りを見つけてみてください。