「板につく」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「板につく」とは?意味と使い方

この記事では、「板につく」の意味を分かりやすく説明していきます。

「板につく」とは?意味

「板につく」【いたにつく】とは、自分がやろうと決めたことを練習して積み重ねていくことで上達して身につくという意味があります。

何度も練習することで下手だった踊りがうまくなっていきますが、自分が人前でうまく表現できるようにするため頑張って踊っていると心のこもった踊りができるようになります。

そのような積み重ねの結果が本当に見たかった踊りとなり、人を楽しませられる踊り手になり、素晴らしい表現師として人気が出る者になるのです。


「板につく」の概要

うまくできない役者でも、何度もプロの踊りを見て練習すれば熱がこもった素晴らしいダンスが踊れるようになり、人を魅了する踊り手になります。

そのような成果の結果を「板につく」と言い表しますが、この語源の由来は歌舞伎にあり、まだ役者になりたての者は踊りも覚えられないは、気持ちがこもっていないなど見ていても感動しない踊りをします。

しかし、師匠の踊りを何度も見て真似すると踊りのコツが分かりますし、素晴らしい演技が表現できる立ち回りもできるようになり、舞台へ見事に調和する役者となるわけです。

舞台には板で張った床面の上で立派に踊る役者はその板につくようなしっかりした態度、調和した踊りができるようになれば、多くの人が認める役者になることから経験を積んで立派に成長した人を「板につく」と言うようになりました。


「板につく」の言葉の使い方や使われ方

経験不足で立派な仕事ができなかった人が、何年もかけて仕事をしたことで素晴らしい成果が出たときに使われている「板につく」は、会社が求める職人になったとか、社員になった人に対して褒めるとき使う言葉です。

また、「板につく」という言葉には態度も動作も仕事に見合ったようにできる人に対しても使い、しっくりと合う人に対して褒めるときに使われています。

素晴らしい仕事ができるようになった、自然に調和した演技ができるようになったなど、職場では上司が部下に対して「よくやった」と褒めたり、一人でも独立して仕事ができると認めるその気持ちを伝えます。

「板につく」を使った例文

・前はあんなに下手だった息子が練習に打ち込んだことで「板につく」プレーができるようになり、誇らしい。

・いつも下手だと怒られていたサビの部分を魅力的に表現できるようになり、師匠に「板についたな」と褒められた。

・誰もが認めるほど「板につく」演技ができるようになった妹を誇らしく感じる。

下手だったのに、しっかり練習すれば驚くほど腕が上達して、今は選手にもなれるほど素晴らしいプレーができるようになったことが自慢する親の気持ちを表します。

また、師匠にまったく褒められなかった人が、かなり上達したことを褒められたときや、演技が見違えるほど上手くなった人を褒めるときにも使われる言葉です。

まとめ

腕の悪い職人や、仕事ができない社員など誰が見てもできないことが上手くできるようになった人に対して褒めるときに使えるのが「板につく」です。

素晴らしい成果が出た人に対して頑張った努力を褒めるために「板についたな」と一言伝えれば言われた方も「努力してよかった」と感じ、これからもいかに頑張ろうと思う素敵な言葉になるでしょう。

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