この記事では、「模倣品」と「海賊版」の違いを分かりやすく説明していきます。
「模倣品」とは?
「模倣品」とは、他のものをまねて作った品です。
「模倣品」は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権を侵害します。
また、模倣されている側の企業に売り上げの減少などの損害があります。
特許庁では「模倣品」対策を実施しており、被害にあわないように呼びかけを行っています。
製品管理ナンバーや正規品識別マークをつけることで、「模倣品」との区別を図っています。
「海賊版」とは?
「海賊版」とは、著作権や著作隣接権を無視して、製造・販売される製品です。
「海賊版」の製造・流通は違法行為にあたります。
レコード、CD、映画、ビデオ、書籍、コンピュータソフトウェアなどの「海賊版」が出回っています。
たとえばCDの場合だと、正規に販売されているアルバムをそのまま、または編集してコピーしたものや、ライブ音源を権利者の承諾を得ずに製作したものが「海賊版」です。
「模倣品」と「海賊版」の違い
「模倣品」も「海賊版」も違法なものである点は同じです。
「模倣品」と「海賊版」の違いを分かりやすく解説します。
「模倣品」はまねをして作ったもので、特許権、実用新案権、意匠権、商標権を侵害します。
「海賊版」はコピー商品で、著作権や著作隣接権を侵害します。
「模倣品」はまねで、「海賊版」はコピーである点が違います。
まねは形が似ていること、コピーはそっくりそのまま同じことです。
まとめ
「模倣品」はまねているもの、「海賊版」はコピー品である点が違いますが、どちらも違法なものです。