この記事では、「機を見るに敏」の意味を分かりやすく説明していきます。
「機を見るに敏」にはどのような意味があり、どのような使われ方をするでしょうか。
「機を見るに敏」とは?意味
「機を見るに敏」は「きをみるにびん」と読みます。
「機を見るに敏」は「好都合な状況や時期を、素早くつかみ、的確に行動する様子」という意味があります。
自分にとって好都合だという場面は、そうそう訪れるわけではありません。
しかし、その瞬間をとらえてすぐに行動できる人がいて、そのような人は、「機を見るに敏」と呼ばれることになります。
「機を見るに敏」の概要
「機を見るに敏」には、「チャンスを逃さない人」、「自分の勝機を見逃さない人」などという意味があります。
日常会話でも、ビジネスシーンでも使われる言葉になります。
例えば、会社経営をしている人がいるとき、自分の会社にとって不利な場面では動かず、有利だと感じるような場面では、思い切った行動を起こし、会社を大きくする場合があります。
このような人は「機を見るに敏な人」と言われて、経営者仲間から一目置かれるのではないでしょうか。
また、投資をしている友達がいるかもしれません。
普段は積極的に投資をしないのに、何かがきっかけで株価が上がりそうな場面になると、大きな勝負をして大儲けをするような人がいる場合は、「機を見るに敏」と言えるのではないでしょうか。
このように、チャンスを逃さない人を見た時、「機を見るに敏」という言葉を使うことができます。
「機を見るに敏」の言葉の使い方や使われ方
「機を見るに敏」には、自分にとって有利な状況であることを瞬時につかみ、行動を起こすことという意味があります。
そのため、チャンスを逃さずに、的確に行動している人を見た時、「機を見るに敏」という言葉を使うことができます。
例えば、サッカーの試合をしている時、相手チームが気を抜いた瞬間などを逃さずに、一気に攻めあがることができ、ゴールを決めることができる場合は、「機を見るに敏なチーム」と呼ぶことができます。
また、普段は役に立たないように見える社員が、重要な局面で見違えるような活躍をして、結果を出して出世を果たした場合は、「彼は実は昼行燈で、機を見るに敏な人だ」などと噂されるかもしれません。
「機を見るに敏」の類語や言いかえ
「機を見るに敏」の類語として、「機に乗じる(きにじょうじる)」があります。
「機に乗じる」には、「都合にいい状況や時期に、上手に行動すること」という意味があります。
例えば、戦国武将が、敵将が油断している場面で奇襲をかけて、勝利を収める場合は、「機に乗じて戦勝をもたらす」などという文章を作ることができます。
まとめ
「機を見るに敏」について見てきました。
チャンスを逃さない人を見たときに、「機を見るに敏」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。
また、自分自身も、「機を見るに敏な人」になることを目指してみるといいかもしれません。