「気まずい」と「ばつが悪い」 の違いとは?分かりやすく解釈

「気まずい」と「ばつが悪い」 の違い意味と使い方

普段の生活でも使うことの多い、「気まずい」「ばつが悪い」、このふたつの単語はどちらも居心地が悪かったりなんだかやりにくかったりするときに使うと思います。

ですが、なんとなくのニュアンスの違いはわかっても、はっきりとした意味の違いを知っているという方はあまりいないと思います。

このふたつの言葉の意味を正しく覚えることで、日々の会話がスムーズになることもあるのではないでしょうか。

それでは、この記事では「気まずい」「ばつが悪い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気まずい」とは?

「気まずい」とは、相手との気持ちがしっくりと合わず、不快である状態を言います。

打ち解けておらず、相手と心を通わせることが出来ていないことによって居心地が悪いことを指します。

あまりよく知らない人や、普段なかなか話さない人と一緒にいるときに「気まずい」状態になることがあると思います。

この場合は心がうまく打ち解けてないことが原因でしょう。

また、喧嘩していた相手や告白を断られた相手などと同じ空間にいて「気まずい」状態というのは、単純になんとなく嫌だなという気持ちが不快であるということに近いです。


「ばつが悪い」とは?

「ばつが悪い」とは、きまりが悪いことを言います。

恥ずかしかったり、不都合なことがあったりしたことで、その場に居づらくなってしまったことをあらわしています。

自分がなにかしてしまったことで居心地が悪くなり、その結果、「ばつが悪い」状況になってしまうのです。


「気まずい」と「ばつが悪い」の違い

「気まずい」「ばつが悪い」は、やはり似たような意味の言葉ですが、わずかな違いがあります。

基本的には言い方を変えただけの言葉とも言えますが、そのわずかな違いについて、具体的に説明していきたいと思います。

まず、「気まずい」は、誰か相手がいて、相手と自分のあいだでうまく心を通わせていなかったり、あまりよく知らず打ち解けていなかったりするときに「気まずい」状態になります。

一方「ばつが悪い」は、自分自身が何かをしてしまったことで、居心地が悪くなることを言います。

それは恥ずかしいことであったり、怒られてしまったことであったりなど何らかの行動があっての「ばつが悪い」状況になるのです。

つまり、お互いの心が通い合っていないことなどが原因か、自分自身が何かをしてしまった結果なのかで、どちらを使うかが分かれるのです。

「気まずい」を使った例文を紹介

・『大人数でバーベキューをしていたが、仲のいい友人はみんな買い出しに行ってしまい、話したことのない人とふたりきりになってしまってとても気まずい。』

「ばつが悪い」を使った例文を紹介

・『憧れていたクラスメイトに告白をしたが、振られてしまった。翌日、席替えがあり隣の席になってしまったため、なんだかばつが悪い。』

「気まずい」と「ばつが悪い」の違いのまとめ

いかがでしたでしょうか。

「気まずい」「ばつが悪い」は、似ている言葉でニュアンスも同じようなものですが、お互いの心が打ち解けていないか、自分のした行動によって居心地が悪くなるということかの違いがありました。

正しく使えると誤解が減ると思いますので、ぜひ覚えておきたい言葉です。

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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