この記事では、「気取る」と「勿体ぶる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気取る」とは?
「気取る」は、他人が自分を見た場合、いいように見せる行為そのものです。
要は、「気取る」とは周囲によく見えるよう格好つけることを意味します。
「勿体ぶる」とは?
「勿体ぶる」は中々結論を言わず先延ばしにすることで、無理やりに重々しい空気を作り出すことでもあります。
ただ、「勿体ぶる」は大したことない話でも結論を言わないことで重々しい、重要な内容に見えるようにすることですが、たいしたことが無い話でも「勿体ぶる」と呼びます。
「気取る」と「勿体ぶる」の違い
「気取る」と「勿体ぶる」の違いは、格好つける行為であるか、話の結論を中々言わない行為であるかです。
「気取る」は格好つける行為で、他者によく見えるようにする行動自体で、「勿体ぶる」は行動というよりも手段の一つで話の先延ばしになります。
「気取る」の例文
・『そんなに気取ることが重要だろうか?』
この例は、格好つけることがそんなに重要であるかを説いて例です。
「気取る」は格好をつける行為であるため、格好つけることがそんなに重要なのかという疑問を持っています。
・『気取るだけの容姿だろうか?』
これは、対象となる人物が格好つけるだけの容姿を持っているかどうかについての疑問です。
要は、当の本人は格好良いと思っているが第三者から見ればブサイクで容姿が悪いと述べています。
「勿体ぶる」の例文
・『勿体ぶるな』
これは、話を先延ばしにするなというだけの意味です。
「勿体ぶる」は先延ばしや重々しい空気を作ることにあり、話を先延ばしするのは辞めろという意味になります。
・『このコミックは、勿体ぶる割には中身が無い話だ』
この例は、話自体が先延ばしを繰り返した割には、たいしたことが無いという例です。
コミックなどにおいては、話を先延ばしにして無理やり連載を続けるという手法があり、そうした手法を取り入れている漫画は案外と中身が無い漫画だということです。
まとめ
「気取る」と「勿体ぶる」の違いは格好つけることであるか、話の先延ばしをすることです。
「気取る」は、対象自体は実は自覚がないことが多くよく魅せたいという行動が表に出ているだけで、第3者がそれを見て格好つけていると判断します。
「勿体ぶる」においては話を先延ばしにするだけの行動であるため内容がとても重要な場合においては先延ばしは嫌われる行為に当たり、あまり好ましい行為ではないです。
両者とも、対象が自ら行動したり話をする中で見せる特徴になるため「気取る」行為や「勿体ぶる」行為を見せるとウザいと感じるのはそうした行為自体がマイナスの要因で構成されているためです。
特に、「勿体ぶる」は大した内容でないのにも拘らず、話を先延ばしにした場合、ウザい上に内容が無かったことに対して腹が立つため両者の行動はマイナスの要因が含まれています。