「気持ち」と「心持ち」の違いとは?分かりやすく解釈

「気持ち」と「心持ち」の違い違い

この記事では、「気持ち」「心持ち」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気持ち」とは?

「気持ち」の意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとに接した時に生じる感情や考え方」という意味で、あるものごとに対してどれだけ共感できるかを言います。

2つ目は「あるものごとに接した時に生じる感覚」という意味で、あるものごとに対して自分がどの様に感じるかを言います。

3つ目は「あるものごとに対する心構え」という意味で、これから起きることに対してしっかりと意識することを言います。

4つ目は「体調の変化による感じ方」という意味で、心理的な状態から病理的な状態まで含みます。

5つ目は「相手に対する感謝の意を謙遜した表現」という意味で、たいしたことがないという意味で使われます。

上記に共通するのは「自分の中に生じる感情や考え方」という意味です。


「気持ち」の使い方

「気持ち」「ものごとに接した時に生じる感情や考え方」「あるものごとに接した時に生じる感覚」「あるものごとに対する心構え」「体調の変化による感じ方」「相手に対する感謝の意を謙遜した表現」という意味で使われます。

名詞・形容動詞としてとして「~という気持ちだ・である」と使われたり、「気持ちが良い・悪い」など形容詞や動詞を伴って使われたりします。

基本的に、自分の感情だけではなく考え方も表す時に使われ、主観的なニュアンスが強い言葉です。


「心持ち」とは?

「心持ち」の意味は以下の通りです。

1つ目は「心がけ」という意味で、普段から持ち続けている性質のことを言います。

2つ目は「自分が感じていることや思っていること」という意味で、心に抱いている感情や考え方を言います。

3つ目は副詞として「ごくわずか」「ほんの少し」という意味で、好ましい状態に近づける為に少しだけ必要な度合いを表します。

上記に共通するのは「自分がその様に意識する」という意味です。

「心持ち」の使い方

「心持ち」「心がけ」「自分が感じていることや思っていること」「ごくわずか」「ほんの少し」という意味で使われます。

名詞として「心持ちが良い・悪い」などと使われたり、副詞として「心持ち~である」と使われたりします。

基本的に、好ましい状態になる為に自分が意識していることに対して使われる言葉です。

「気持ち」と「心持ち」の違い

「気持ち」「あるものごとに対して生じる、自分の感情や考え方」という意味です。

「心持ち」「好ましい状態になる為に、自分が意識すること」という意味です。

「気持ち」の例文

・『恩師から気持ちのこもった言葉をかけていただいた』
・『気持ちは分かるけれども、まずは落ち着いて話をしよう』
・『これからは気持ちを一層引き締めて頑張ります』
・『気持ち明るい色にしてほしかった』

「心持ち」の例文

・『彼女は心持がよく、どこへ出しても恥ずかしくない女性だ』
・『一人で仕事する様になって、やっと先輩の心持が分かった』
・『彼の報告を聞いていっぺんに良い心持になれた』
・『心持ち左を向いて下さい』

まとめ

今回は「気持ち」「心持ち」について紹介しました。

「気持ち」「感情や考え方」「心持ち」「良くするために意識すること」と覚えておきましょう。

違い
意味解説辞典