この記事では、「気絶買い」【きぜつがい】の意味や使い方、例文を分かりすく説明していきます。
「気絶買い」とは?意味
「気絶買い」【きぜつがい】とは、お目当てのものを買い行ったとき、買うつもりではなかったものを気が付いたら手に取り、カゴの中に入れていた状態を表すネットスラング用語になります。
自分でいつ商品を手に取り、カゴの中に入れていたのかさえ気づかない状態であるところがまるで気絶しながら買い物している状態を「気絶買い」と言い表します。
そして、家に帰ってきて買い物袋の中から商品を取り出してみれば、買ったのに、その記憶がないものが含まれていて驚き、やっと意識を取り戻すのが「気絶買い」の意味になるわけです。
「気絶買い」の概要
大好きなアニメのカレンダーを買うと心に決めて店へと行ったとき、棚にある新商品を見ただけで普通の人は家に帰るというのに、「気絶買い」してしまう人はいつの間にか予定にもない商品を手に取り、レジに並んで買ってしまうその行為を「気絶買い」と言います。
さらに本気の気絶買いする人は商品を見たときすでに意識が飛び、会計してから電車に乗るまで買ったことさえ忘れてしまいます。
電車の中でふと買い物袋に目を向けたとき、買う予定がない商品が入っていてやっと自分が購入したことに気がつくかなり深刻な「気絶買い」も存在します。
このスラング用語はオタクの世界から生まれたものであり、インターネット上の掲示板でよく使われている用語です。
「気絶買い」の言葉の使い方や使われ方
実際にはまったく意識は飛んでおらず、お金を出して、レジでしっかり買い物しているのに、買った記憶が完全に飛んでしまっている原因には店で大好きなアニメのグッズが安い価格で売っていたり、まだ見たこともないような新商品が売っているなどかなり驚くような出来事が目の中に飛び込んできたとき、かなり興奮状態に陥ることが理由です。
なかなか手に入らないものが目の前に現れたとき人は興奮状態になることでお金を出して買っていることさえ記憶になくなり、気が付いたときやっと購入したことに気がつきます。
そのような興奮状態のときの自分の状態を言い表せますし、ときにはそのような人を面白がる人が突っ込む意味でも「気絶買いしたんだってな」とからかうように言います。
「気絶買い」を使った例文(使用例)
・『本当の鉄道オタクに気絶買いする人が多い』
・『アイドル専門店で本当の気絶買いしたら貯金が吹き飛んだ』
・『久々に秋葉原のお店に行ったら自分が欲しかった商品があって思わず気絶買いしてしまった』
鉄道オタクには高額カメラを買ったり、グッズを収集するファンが多いですが、店に行ったときショーウィンドウにずらりと電車の模型が並んでいたとき、買いたい衝動に駆られた人は購入するでしょう。
アイドル好きな人は専門店に行くと欲しいものばかりが立ち並ぶ光景に意識を失いますが、その状態で商品を手に取ると欲しいという強い欲望にかられてしまえば頭の中も真っ白になってしまうのです。
また、秋葉原に行ったとき、たくさんの店が立ち並ぶ中、本気で欲しいと思った商品があれば気絶してしまうように買いたくなるわけです。
まとめ
自分では買おうと思ってはいないものをいつの間にか手に取り、購入していたとき、後になってかなり驚き、パニックになるでしょう。
しかし、驚きの反面、本当に欲しいと思うからこそ購入しているわけで、家に帰ってその商品を見ながら幸せな気持ちになる人は多いのです。