「汚職」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「汚職」

「汚職」とは「おしょく」と読みます。

汚職事件と言ったようにニュース、新聞などでよく見る言葉かもしれません。

本来はあまり見たり、聞いたりする機会が多いのは良くないことなのですが、意味としては、公職にある人が自分の地位や職権を利用して不正な行為をすることを言います。

それでは「汚職」について詳しく意味や使い方を見ていきましょう。

「汚職」の意味

「汚職」とは公職にある人が地位、職権を利用して不正を働くことを言います。

議員、公務員、会社員といった自分の地位を使って悪いことをすることを「汚職」と言うのです。

つまり地位を使わずに不正行為をすることは「悪事」「罪」かもしれませんが「汚職」とは言わないのです。

例えば、職権を使って証拠隠滅をしたり、個人情報を入手したりといったことは「汚職」です。

しかし職権を使わず万引きをしたという場合は「汚職」とは言わないでしょう。

「汚職」の言葉の使い方

「汚職」とは、仕事上の自分の地位、職権を利用して不正をすることを言います。

地位や職権を利用してお金を横領したり、自分以外の誰かに得をさせたり、収賄、天下りといったことになります。

当たり前ではありますが、この言葉にいい意味は何一つありません。

特に公務員というのは全体の奉仕者と言われていますように行動に気をつけなくてはならない立場にあります。

「え、こんなことが」と思うようなことも実は汚職行為だったりしますので小さなことでも気をつけなくてはならないのです。

例えば物やお金を貰う、奢ってもらうといったことは誰でもわかりやすい賄賂かもしれませんが、紹介する、口利きをするといった行為やお礼などもそれにあたります。

社交儀礼の範囲なのかそうでないのか判断は難しいところですが、疑われるような行動は慎むことが一番でしょう。

「汚職」を使った例文・短文(解釈)

それでは「汚職」という言葉を使った例文をいくつか見てみましょう。

「汚職」の例文1

「汚職にまみれた会社」「汚職にまみれる」

といった使い方をします。

汚職にまみれた人、会社、国などその後に続きますが、このような言われ方をすることはもちろん不名誉なことですし、あってはならないことです。

一旦「汚職」が発覚すれば信用は失墜しますし、取り戻すことはとても難しいのです。

信用や信頼は築き上げることはとても大変で時間がかかるものです。

そして失くす、壊れるのは一瞬です。

信用、信頼は簡単には得られないものですから、大切にしなければならないのです。

「汚職」の例文2

「汚職に手を染める」

汚職に手を染めるという表現はよく使われますが、要するに悪いことをすることや、汚職をした人のことを言うのです。

「手を染める」は関係を持ち始める、手をつけるといった意味です。

「悪事に手を染める」「浮気に手を染める」「借金に手を染める」などおおむね悪い意味に使われることが多いのです。

本来は「手をつける」「始める」といった意味で、悪い意味というわけではないのですが、なぜか今は悪い意味で使う言葉のようになっています。

ですから新しいことを始める時に「手を染め始めました」などとは使わないようにしましょう。

「汚職」の例文3

「有名な汚職事件」

「汚職」 というのは悪いことですから、発覚すれば事件となります。

汚職には小さなことから大きなことまで色々とありますが、やはり大きな汚職は大事件として有名になります。

日本においても有名な汚職事件はいくつもあります。

過去にワイドショーなどで誰もが知っている汚職事件で「青森県住宅供給公社巨額横領事件」というものがあります。

飲食店で知り合った外国人女性と結婚して、職場から横領したお金を貢いだというものです。

外国人女性は罪に問われることなく、国に戻り芸能人として活躍ということでテレビなどでもたびたび取り上げられたりもしました。

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