この記事では、「決める」と「決まる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「決める」とは?
「決める」の主な意味は6つあります。
1つめは、確実でないこと、定まっていないことをはっきりさせるです。
時間について、こうするという気持ちについて、選定についてをいいます。
2つめは、約束するです。
約束とは、当事者間で相談して定めることです。
たとえば、「○時に駅前で待ち合わせする」と友達と決めるようなことをいいます。
3つめは、そう思い込んで疑わないです。
この人が怪しいと思うと、その人がどんなことをしても怪しく感じてしまうことがあります。
そうだと信じて疑っていないのです。
こういったさまを意味しています。
4つめは、そうすることを習慣にしているです。
「決めている」の形で使用をします。
「朝食はパンに決めている」など、いつもそうしているという意味になります。
5つめは、目的を持ってわざと好ましくない行動や態度を取るです。
「無視を決める」のような使い方をします。
6つめは、服装がふさわしいさまです。
服装がぴったりとよく似合っているさまを意味しています。
「決める」の使い方
複数の意味があり、幅広く使用されています。
よく使われるのは、はっきりとさせるという意味です。
「時間を決める」「委員長を決める」「日程を決める」のような使い方をします。
「決まる」とは?
「決まる」の主な意味は5つあります。
1つめは、確実でないこと、定まっていないことをはっきりさせるです。
最終的に定まり、動かないことを意味しています。
たとえば、「方針が決まる」などです。
2つめは、それをするのが習慣である、いつも同じであるのです。
毎日通勤で通る道が同じ、洋服を買う店がいつも同じなど、それをするのが当たり前である、という意味になります。
3つめは、きっとそうであるのです。
「決まっている」の形で使用をします。
「夏は暑いに決まっている」のような、必ずそうだという意味になります。
4つめは、スポーツの勝負で技がうまくいったり、思った通りにことが運ぶことです。
「技が決まる」のようないい方をします。
5つめは、服装がぴったりとあっているです。
かっこうよくという意味になります。
「決まる」の使い方
複数の意味があり、幅広く使用されています。
「決める」と「決まる」の違い
2つの言葉はほぼ同じ意味です。
確かでないこと、定まっていないことをはっきりさせる、習慣にしている、服装がぴったりあっている、という意味が同じになります。
「決める」には、意図的に好ましくない行動や態度をとるという意味がありますが、この意味は「決まる」にはありません。
「決まる」には、きっとそうであるという意味と、スポーツの技がうまくいくという意味がありますが、「決める」にはこの意味はありません。
この点に違いがあります。
まとめ
2つの言葉の意味はほぼ同じで、同じように使われています。