事件やスキャンダルが起きた際に、一斉に広まっていく様子を例えた言葉には「波紋が広がる」があります。
これは波のように段々と広がっていき多方面に影響を及ぼすものであり、色々な場面で使われています。
この記事では、「波紋が広がる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「波紋が広がる」の意味とは?
「波紋が広がる」の意味は、事件やスキャンダル、出来事が発生した際に色々な方面に影響を及ぼすというものです。
これは良い影響の時にも使われますし、悪い影響を与える時にも使われます。
「波紋が広がる」の概要
「波紋が広がる」の波紋は、例えば水面に石を入れた時の紋様を表す言葉であり、段々と広がっていく様子から色々な例えに使われています。
それまで静かだった水面に石を入れると水面に波が伝わり、輪の形となって全方向に広がっていきます。
この姿から何かの事件や出来事が発生した際に、それが周囲に対して全方位に影響を及ぼすことを「波紋が広がる」と言うようになりました。
現代ではメディアの発展によって様々な場所や方法によって「波紋が広がる」姿を見ることが可能です。
古くは口述での広がり方だったものも、現代ではテレビやインターネットによって色々な出来事や事件が拡散され、「波紋が広がる」ことが多くなっています。
最近特に影響を及ぼす存在であるインフルエンサーの活動によって特定の商品が大ヒットすることもありますが、これも一種の「波紋が広がる」姿と言えるでしょう。
「波紋が広がる」の言葉の使い方や使われ方
「波紋が広がる」という言葉は色々な場面で使うことが可能です。
しかしキーととなる出来事や事件が最初に発生することが必要であり、これによって二次的に影響が発生すると「波紋が広がる」という状態になります。
火のない所に煙は立たぬということわざもありますが、最近では炎上やフェイクニュースによって嘘の情報から「波紋が広がる」こともあります。
類義語としては「波紋を呼ぶ」があり、こちらは影響を及ぼすような核となる出来事や事件が発生することを表す言葉です。
これによって周囲に動揺を与えたり変化を起こすという意味でも使われます。
「波紋が広がる」を使った例文
・『大女優の突然な結婚宣言は大きな波紋が広がるものだった』
・『彼の死によって、まるで波紋が広がるかのように市民運動が活発になった』
・『インターネットのインフルエンサーによってそのスイーツは大ヒットして波紋が広がるように売り切れになった』
まとめ
とても静かな水面に石を入れると綺麗な同心円状の輪ができることから、その姿が全方位に影響を及ぼすように見えることから「波紋が広がる」という言葉が作られました。
出来事や事件の影響性を表す言葉として有名な言葉ですが、最近ではインターネット上の出来事や事件に対しても「波紋が広がる」ことも多々あります。
良い事だけではなく悪い事にも影響というものは発生するので、どちらも場合でも「波紋が広がる」は使うことが可能です。