「没交渉」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「没交渉」とは?意味と使い方

この記事では、ぼつこうしょうまたはぼっこうしょうとも読む「没交渉」の意味を分かりやすく説明していきます。

「没交渉」とは?意味

交渉がないこと、関わり合いのないことで音信不通という言葉はやや近いのですが、こちらはどちらか一方が連絡を試みている場合に使えますが、没交渉の場合は双方とも連絡する気がない、関わり合いになっていないというところで異なっており、ポジティブな方向にもネガティブな方向にも大きな関心がない状態になっていると言えます。


「没交渉」の概要

没交渉は全く関係がないという意味合いもあるため、「他のクラスのAくんとは没交渉だ」というような使い方もありますが、使うシーンがかなり限定的であるのは確かです。

二人以上の関係では仲が悪いとも違う部分があり、無関心同士である、思い通りにさせたいなどの願望がないという状況にあることになります。

また、会社同士の関係がない場合、特に一方の会社が模倣などで損害を加えている関係性の場合、無関係という言葉を使うことが多く、没交渉という言葉はあまり使われません。

以前は仲が良かったが最近は没交渉になってしまったというような関係性の変化にも使うことができ、逆に没交渉だったのが最近良く話すようになるということもありえます。

没交渉という言葉には期間を指定していないので、「先生とは夏休みの間は没交渉だった」というように期間を説明したほうがわかりやすくなります。

新聞やニュースなどで国同士が没交渉だと伝えることはあり、乱暴な言葉というわけではありませんが、言葉として自分から没交渉と公の場で使うことが少ない言葉とも言えます。

店員と会話しないで食べられる飲食店を没交渉な店と評するケースもありますが、言葉として幅広く使われるものではなく、ややネガティブな意味合いで使われることが多いこともあり、商品名などではまず見られない言葉です。


「没交渉」の言葉の使い方や使われ方

「卒業して以来先生とは没交渉になってしまった」「長いこと没交渉だったがふと出会ったきっかけに話が弾んだ」「連絡先は知っているが没交渉で連絡先が変わっているかもしれない」「世間とは没交渉を貫いており仙人のようだと言われている」「長年この街と没交渉だったため久々に訪れたら変化に驚いてしまった」などの使いかたが挙げられ、没交渉の相手は人だけでなく、国や街実家で飼っている動物などにも使うことができます。

「没交渉」の類語や言いかえ

「互いに無関心」「無関係な者同士」「長らく会っていない」「音信不通」などが方向性としては近く、互いに無関心、または無関係という言葉はほぼ言いかえが可能です。

まとめ

没交渉という言葉はふたつのものの関係によって生まれる言葉で干渉し合うことのない状況のため、やや言葉として使いにくい部分があります。

フィクションを含め人物像を紹介するケースなどで目にすることがある言葉と言えるでしょう。

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