この記事では、「泣きべそをかく」と「駄々をこねる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「泣きべそをかく」とは?
「泣きべそをかく」の意味と使い方について紹介します。
「泣きべそをかく」の意味
「泣きべそをかく」は「なきべそをかく」と読みます。
意味は「今にも泣きそうなゆがんだ顔になること」です。
「泣きべそをかく」の使い方
「泣きべそをかく」は、今にも泣きそうになり、ゆがんだ表情になることを言います。
大声を上げて泣くのではなく、泣く数秒前や、必死に泣くのを我慢している時に使われます。
「べそ」は、口を「へ」の字に曲げた様子を「へしぐち・べしぐち」と言ったものが、「へし」「べし」「べそ」に変化したものとされています。
また、「かく」は漢字では「掻く」と書き、「かゆいところを爪でこする」の他に「好ましくないものを表に出す」という意味があり、「恥をかく」などにも使われています。
つまり、「泣きべそをかく」で、「泣きそうになり口を『へ』の字に曲げた表情になる」という意味なのです
「駄々をこねる」とは?
「駄々をこねる」の意味と使い方について紹介します。
「駄々をこねる」の意味
「駄々をこねる」は「だだをこねる」と読みます。
意味は、「子供が親の言うことをきかずに、わがままを言ったりすねたりすること」です。
「駄々をこねる」の使い方
「駄々をこねる」は、子供が親の言うことをきかずに、わがままを言って騒ぐことを言います。
子供が自分の思い通りにならない時に、反抗して寝転がったり、すねたりする時などに使います。
「駄々」は、怒った時や悔しい時に地面をバタバタと踏む様子である「地団駄」という言葉が変化して「だだ」になったと言われています。
その他にも、こどもが「いやだ、いやだ」と言う様子から「だだ」と言う様になったという説もあります。
「こねる」は「粘る」「しつこく繰り返す」という意味で使われ、「屁理屈をこねる」にも使われています。
「泣きべそをかく」と「駄々をこねる」の違い!
「泣きべそをかく」は「今にも泣きそうなゆがんだ顔になること」です。
「駄々をこねる」は「子供が親の言うことをきかずに、わがままを言ったりすねたりすること」です。
まとめ
今回は「泣きべそをかく」と「駄々をこねる」の違いをお伝えしました。
「泣きべそをかくは泣きそうになる」、「駄々をこねるはわがままを言う」と覚えておきましょう。