「活動」と「行動」の違いとは?分かりやすく解釈

「活動」と「行動」の違い違い

この記事では、「活動」「行動」の違いを分かりやすく説明していきます。

「活動」とは?

「活動」とは、活発に動く、活発に働くという意味があります。

その動く対象は生き物はもちろんのこと、生き物ではないその他の事柄についても表現される場合があります。

例えば「火山活動」などは、火山のマグマの働きが活発になっていて、いつ地上に噴き出すか分からない、すでに噴き出しているような状況を指します。

「台風の影響で、前線の活動が活発に」などと天気予報で耳にする事もあります。

もちろん人や動物などの生物の働きに対しても使用さてます。

例えば「長年の研究活動の成果がでた」となれば、研究に長い年月を費やして努力した結果が出たという意味で使われます。

また、「春は過ごしやすいから外での活動が多くなる」となれば、春の気候で冬ではこもりがちだった人たちが外に出て活発に動いている様子を表すことができます。

人以外では「冬眠していたクマが活動を再開した」となれば、今まで眠っていたクマが暖かくなって目が覚め、動き始めたという意味になります。

このように「活動」は様々な事柄について表現することができるのです。


「行動」とは?

「行動」とは、何かを行う事です。

これは生物が考え、意識した上で動かなくてはなりません。

ですので、前記した「火山」「前線」には「行動」という言葉は使う事ができません。

使用方法としては「私のお昼からの行動の予定」となれば、自分が昼からの目的や動きの予定を表している表現となります。

また人以外の動物でも使用されます。

例えば「犬と猫の行動パターンの違い」といった使い方で、犬と猫は違う動物ですので、それぞれの行動は違っています。

それを表現する際に「行動パターン」といった使い方をするのです。


「活動」と「行動」の違い

「活動」「行動」の大きな違いとは、活発に動いたり働いたりすることが「活動」となりますが、これは生物に限ったことではなく様々なものが活発に働く事について使用されます。

一方「行動」は、何か目的を持って動くという意味で、「行動」の場合は、人や動物といった生物が意識して動かなくては「行動」にはなりません。

微妙なニュアンスでの違いとはなりますが、意味をしっかり理解すれば、使用する場面の選択は容易ですので、使用の際は良く注意して使用しましょう。

まとめ

「活動」とは、何かが活発に動いたり働いたりする事で、その何かは人や動物と言った生物には限らず、様々な物が活発に動く様子を指しています。

「行動」とは、目的を持って動く事を指しますが、その動くものは人や動物と言った生物でないといけません。

以上のように、「活動」「行動」はともに動くという点では非常に似た言葉です。

しかし微妙な意味はい「生きている」「生きている物を含めそれ以外も」かという違うものになりますので、使用の際はその対象がどういったものなのかをよく理解した上で使用するとよいでしょう。

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