この記事では、「流布」と「宣伝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「流布」とは?
「るふ」と読みます。
情報などが世間一般に広まり、知れ渡ることを表す言葉です。
誰かが意図的に広めようとしたわけではなく、結果的に知れ渡っていたというような意味合いになります。
既に世間では知られていることに対しては、「流布している」という使い方をします。
「宣伝」とは?
「宣伝」と読みます。
「宣伝」も「流布」と同じように広く知れ渡る様を表しています。
例えば、新商品の認知度を深め、たくさん販売できるように積極的に紹介する行為が「宣伝」です。
テレビなどで使われている番宣という言葉は、番組宣伝の略語で、たくさんの人に視聴してもらえるように知らせるという意味で使われています。
「流布」と「宣伝」の違い
「流布」と「宣伝」の違いは、知らしめる際の意図にあります。
無意識に広まってしまうのが「流布」で、知れ渡ることを狙うのが「宣伝」です。
結果的に知れ渡ってしまったことや既に認知されている情報について「流布」という言葉を使用するのが正解です。
また、世間的な認知を求めてアピールするのが「宣伝」ですから、「流布」と違うことが分かります。
まとめ
近年、情報は操作できるものとされています。
操作しようと「宣伝」し、後に「流布」された情報。
「流布」と「宣伝」を同じ意味で使うことには無理があります。