この記事では、「温度」と「気温」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た雰囲気のある2つの言葉には、どのような違いがあるのでしょうか。
「温度」とは?
「温度」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「温度」は「おんど」と読みます。
「温度」には、「物体の温かさや冷たさを示す尺度」という意味があります。
「熱力学」においては、「物体中の分子や原子の、平均運動エネルギーに比例した量」を意味するとさえています。
いわば「物体がどの程度の熱を持っているのかを数値で示したもの」という意味があり、物体の熱さや、冷たさを表す尺度となっています。
ちなみに「熱」は「物体が持っているエネルギー」を意味します。
日常的に使用している「温度」は「摂氏温度(せっしおんど)」です。
世界的にも「摂氏温度」を使用している傾向がありますが、「華氏温度」を採用している国もあります。
「温度」を図るためには様々な「温度計」が使用されています。
「水銀温度計」や「アルコール温度計」、「期待温度計」など、計測するものによって使い分けられています。
「温度を測るために、温度計を買いに行く」などと言う使い方ができます。
「気温」とは?
「気温」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「気温」は「きおん」と読みます。
「気温」には「大気の温度」という意味があります。
「気温」を測定するために「百葉箱」という白い箱を使用しており、学校などに置かれているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
地上1・5mほどの高さに設置され、風通しの良い日陰で図った温度のことを「気温」と読んでいます。
ちなみに「大気」は「天体の方面を取り巻いている気体の層」という意味があります。
また、一般的には「地球の空気」という意味があり、「気温」は「地球の空気の温度」という意味になります。
「東京の気温は27度と予想されています」「気温が高くなるため、熱中症に注意して、水を飲むようにしましょう」などという使い方をすることができます。
「温度」と「気温」の違い
「温度」と「気温」の違いを、分かりやすく解説します。
「温度」には、「物体の温かさや冷たさを示す尺度」という意味があります。
一方で、「気温」には、「大気の温度」という意味があります。
このことからもわかるように、「気温」は「温度」に含まれている言葉になります。
「大気の温度」は「気温」で、「体の温度」は「体温」になり、「海の温度」は「海水温」になります。
このように、「気温」は「温度」の中に含まれていて、「大気の温度」のみについて説明したいとき、「気温」とい言葉を使うといいでしょう。
まとめ
「温度」と「気温」の違いについて見てきました。
「温度」という言葉の意味の中に、「気温」が含まれていることがわかりました。
「大気の温度」に関して話したいとき、「気温」という言葉を使うようにしましょう。