この記事では、「湯気」と「水蒸気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「湯気」とは?
「湯気」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「湯気」は「ゆげ」と読みます。
「湯気」には「温かいものから立ち上る水蒸気が、空気の中で冷えて、白く見えるもの」という意味があります。
例えば「温かいもの」には「薬缶」があります。
薬缶に水を入れて火にかけると、沸騰したころに、白い「水蒸気」が見えます。
この白く見える「水蒸気」が「湯気」ということになります。
例えば、露天風呂から立ち上る白いものは「湯気」で、また、コンビニのおでんから立ち上っている白いものも「湯気」となります。
「湯気でメガネが曇って、前が見えない」とか、「湯気を見ると、温かい気持ちになる」などという文章を作ることができます。
「水蒸気」が空気に冷えると白くなるため、基本的に寒い季節の方が「湯気」が出やすいということになります。
水があればいつでも「水蒸気」が出ていますが、冷えたときに白くなった場合のみ「湯気」と呼びます。
「水蒸気」とは?
「水蒸気」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「水蒸気」は「すいじょうき」と読みます。
「水蒸気」は「水が蒸発してできた無色透明の気体」を意味します。
逆に言えば「気体状態の水」を「水蒸気」と呼びます。
水は通常「液体」ですが、零度以下にすると氷という「個体」になります。
そして、温度が高くなると「水蒸気」という「気体」に変化します。
特に沸騰すると一気に「水蒸気」となり、空気に触れて一部が水滴になったとき「湯気」となり、白く見えるようになります。
「水蒸気」が空気の中にどの程度含まれているかは「湿度計」によって計測することができ、「湿度」として数値化することができます。
「水蒸気の力で、機関車や船を走らせることができる」という文章や、「水蒸気になって、水がほとんどなくなってしまった」などという文章を作ることができます。
「湯気」と「水蒸気」の違い
「湯気」と「水蒸気」の違いを、分かりやすく解説します。
「湯気」は「温かいものから立ち上る水蒸気が、空気の中で冷えて、白く見えるもの」という意味があります。
一方で「水蒸気は「水が蒸発してできた無色透明の気体」を意味します。
このように、「水蒸気」が空気中で冷えて、白く見えたものが「湯気」となります。
いわば「湯気」も「水蒸気」で、白く見えたものを別名で呼ぶとき「湯気」となると考えることができます。
水が変化して空中に溶け込んでいるものを「水蒸気」と呼び、白く見えるものに関しては「湯気」という呼び名で呼ぶことができると覚えておくといいのではないでしょうか。
まとめ
「湯気」と「水蒸気」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な違いがあることがわかります。
「水蒸気」と「湯気」は基本的に同じもので、白く見えるものに関しては「湯気」と呼ぶようにしてみましょう。