「無作為」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「無作為」

「無作為」「むさくい」と読みます。

この言葉は日常生活でもビジネスシーンでも目にすることがある言葉です。

「作為」「さい」と読み間違いやすい言葉ですので、この「無作為」についても「むさい」と間違わないように注意しましょう。

「無作為」の意味

「無作為」には、「偶然にまかせること」「作為がないこと」という意味があり、「ランダム」という言葉で言い換えることもできます。

「無作為」の反義語は「作為」で、「作為」には、「自分の意志で作ること」「見せかけのために故意に手直しをすること」という意味があります。

「無作為」の言葉の使い方

「無作為」という言葉は、偶然に任せ、作為なく何かをすることを表現する時に使われます。

「無作為に選びます」「無作為に抽出した」といった表現で使われているのを目にする機会も多いのではないでしょうか。

「無作為」を使った例文・短文(解釈)

「無作為」の意味と使い方を解説してきましたが、この項では「無作為」を使った例文をご紹介します。

「無作為」の例文1

「このキャンペーンでは、数多くの応募者の中から無作為に選ばれた当選者の1人になりました」

何かのキャンペーンの一環で、プレゼントに応募したことのある人は多いでしょう。

決められた当選者数の少ない商品ほど人気があり、当選の確率が低くなるものですが、そのような商品に当選した時には、嬉しさも大きいのではないでしょうか。

こういったキャンペーンに応募する時には、当選確率を考えて当選者数の多い商品に応募するタイプの人と、当選確率は低くても、欲しい商品に応募するタイプの人に分かれるものです。

「無作為」の例文2

「無作為に選んだ旅行先でしたが、想像以上に充実して楽しい旅行になりました」

地図に矢を投げて当たったところへ旅行に行く、都道府県を書いた紙を箱に入れて、ランダムにピックアップした場所へ旅行に行く、など、無作為に選んだ場所へ旅行に行くと、その場所が、それまで全く興味のなかった場所であればあるほど、楽しい体験が待っているものです。

調べてみたら興味深いスポットが沢山見つかり、感動的な絶景を見ることができたり、あまり知られていないご当地グルメを発見したり、地元の人々の温かさに触れて気持ちが癒されたり、多くの場合、その地へ足を運ぶことになった偶然に感謝するものなのです。

「無作為」の例文3

「観光地で、豊富な種類のハチミツを売っている店がありました。 どれか1つに絞り切れず、目を閉じて無作為に手に取ったものを購入したら、とても美味しく、セレクトを偶然に任せて正解でした」

観光地でよく見かけるハチミツ専門店や、ジャムの専門店などに行った時には、瓶が並ぶ店内で、どれを買うか迷ってしまうものです。

あれもこれも買いたいと思っても、大抵の場合は、2〜3個に絞ることになるでしょう。

どれも美味しそうで決められないという時には、無作為に選んでみるというのも、良い方法です。

意識的に選んでいたら絶対に手にすることはないものを選んだ時には、好みにあうかどうか心配になりますが、想像以上に美味しかった、というケースもよくあるものです。

「無作為」の例文4

「10枚の宝くじの中から1枚差し上げます、と言われ、無作為に1枚を引き抜きましたが、驚くことに、1万円が当たっていたのです」

くじ運の良い人は、たった1枚の宝くじでも当たるといいます。

ジャンボ宝くじなどは、多くの人が何十枚、何百枚と買って、夢を見るもので、高額当選すると評判の売り場に長蛇の列が出来ている光景は、年末の風物詩ともなっています。

そんな中、敢えて1枚しか買わないというポリシーを持っている人もいるようです。

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