「無分別」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「無分別」とは?意味と使い方

この記事では、「無分別」の意味を分かりやすく説明していきます。

「無分別」とは?意味

物事の善悪・損得などをよく考えることがない、注意深くよく考えることをせず軽々しいこと、またそのさまという意味です。

「無」は打消しの意です。

「分別」には、物事の正しいこと・正しくないことなどをよく考えることという意味があります。

「無分別」はゴミの分別をしていないという意味ではありません。


「無分別」の概要

人間には脳があり、脳を使って物事の善悪などを考えることができます。

脳があるのによく考えることがないさまをこの言葉は意味しています。

都市開発のことで説明をします。

都市開発をするとき、そこに住む人のことを考えるのが一般的です。

交通の便はよいだろうか、公共施設へのアクセスはどうだろうか、学校など教育面はどうだろうかなどを考えるのです。

また、森林を切り開いて都市開発をする場合は、その場所の生態系に配慮しなければなりません。

貴重な生物が生息している場合は、開発を控えることが一般的です。

交通の便はどうだろうかなどは、よく頭を働かせればわかります。

しかし、利益ばかりを考えていて、そこに住む人のことを考えていないと、よく頭を働かせることをせずに軽々しく行動してしまうことがあります。

その結果、学校が近隣にないために子どもの通学が不便になったり、生物の住処を奪ってしまったりということが、起こってしまいます。

これは「無分別」な都市開発ということができます。

SNSには誰もが好きなことを書くことができます。

サイトによってはサイト内をパトロールして、不正だと判断されたコメントなどが削除されることがありますが、発見されるまでは誰かが見ることができます。

誰かが見る可能性があるので、人を傷つけるようなことは書かないことが常識です。

分別があれば、人を傷つけるようなことは書かないでしょう。

自分が見る立場だったことを考えると、書いてはいけないということがわかるはずです。

もしもそういったことを書いているなら「無分別」であるといえます。


「無分別」の言葉の使い方や使われ方

よく考えることをせず軽率であることという意味で使用をします。

正しいこととそうでないことなどをよく考えない、道理をわきまえていない、そういったさまをいいます。

ゴミの分別をしていないことには使用しません。

「無分別」の類語や言いかえ

「大人げない」が似た意味を持つ言葉です。

大人はよく頭を働かせて、道理をわきまえた言動をすることができるはずだと、世間一般では思われています。

道理をわきまえていないさま、よく考えていないさまを「大人げない」といいます。

幼稚だともいえます。

ただ幼稚なだけでなく、世間に移る姿が悪い意味合いもあります。

まとめ

道理をわきまえていない言動をする人が稀にいます。

たとえば、大人らしい発言をしない、相手のことを考えていない暴言を吐くなどです。

そのさまを意味する言葉です。

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