この記事では、「無理がきく」の意味を分かりやすく説明していきます。
「無理がきく」とは?意味
無理にでも行うことができるという意味です。
「無理」には、実現するのが難しい、道理にあわない、相手の意向を無視してやらせるという意味があります。
「無理がきく」という場合は、意向など関係なくやる、強いて行うという意味になります。
「きく」とは、それをするのが可能であることです。
漢字では「利く」と書きます。
こういったことから、「無理がきく」とは、強いて行う、やることができるといった意味になります。
「無理がきく」の概要
精神的にあるいは肉体的にもうダメだということが、仕事などであることでしょう。
これ以上頑張ることができないことは「無理がきかない」といいます。
もしも、まだ頑張ることができるのなら「無理がきく」といいます。
平日は残業続き、深夜遅くまで友達と遊ぶ、そんな20代の人のことで考えてみます。
この人は毎日残業をしています。
仕事が終わるのは9時や10時になることがあります。
その後、友達と飲みに行き、自宅に帰りつくのは深夜0時を過ぎることが珍しくありません。
そして、翌日には仕事があります。
始業時間は9時からなので、それに間に合うように起床する必要があります。
そうすると、睡眠時間は1日に5時間ほどしか確保できません。
7時間から8時間程度の睡眠時間を確保することが、健康にはよいといわれているので、1日5時間の睡眠では短いでしょう。
この人は、「20代でまだ若いから無理がきく」と考えています。
体は本当は疲れ気味なのですが、それを無視して働くことができると自分自身は思っているのです。
本当なら、早く帰宅をして早く眠ることが望ましいです。
そうしないと、体に負担がたまり続け、いつか体調不良に悩まされてしまう心配があります。
そうであるにもかかわらず、そのことを無視して仕事をし続けるのは、無理をしているといえるでしょう。
年齢を重ねると「無理がきなかい」ようになってきますが、若い人だと「無理がきく」と頑張りすぎてしまうことがあります。
こういったことになってしまうのは、職場がそのような雰囲気だから、上司にいわれるからなど、さまざまな理由があります。
「無理がきく」の言葉の使い方や使われ方
頑張ればやることができるといった場合に使用をします。
本当は精神的、肉体的につらくなっているけれど、どうにかできるといったことです。
「無理がきく」の類語や言いかえ
「頑張りがきく」が似たような意味を持つ言葉です。
「頑張り」とは頑張るのことで、我慢してやり抜くという意味があります。
「きく」はできるという意味です。
つまり、「頑張りがきく」とは、我慢してやり抜くことができるという意味になります。
まとめ
疲れているときには休むのが一番ですが、どうしても何かをやらなければならないことがあります。
無理をしてでもやるさまをこの言葉は意味しています。