この記事では、「焦る」と「急ぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「焦る」とは?
「焦る」は「あせる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目婆「早くしなければならないと思いイライラする」という意味で、精神的に追い込まれて落ち着きを失う様子を言います。
2つ目は「予想外のことが生じて慌てること」という意味で、不意に何かが起きて動揺する様子を言います。
3つ目は「いらついて手足をばたつかせる」という意味で、動作に落ち着きがない様子を言います。
上記に共通するのは「落ち着きを失う」という意味です。
「焦る」の使い方
「焦る」は「早くしなければならないと思いイライラする」「予想外のことが生じて慌てること」「いらついて手足をばたつかせる」という意味で使われます。
動詞として「焦る・焦った」と使われたり、副詞として「焦って」と使われたり、名詞形は「焦り」になります。
基本的に、精神的に追い込まれて動揺して、落ち着きを失ってしまう様子に使われる言葉です。
「急ぐ」とは?
「急ぐ」は「いそぐ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとを早くやろうとすること」という意味で、目的を早く達成する様に行動することを言います。
2つ目は「早く移動すること」という意味で、目的地に早く行き着こうと進む様子を言います。
3つ目は「気持ちがせきたれられること」という意味で、精神的に早まってイライラすることを言います。
4つ目は「準備する」という意味で、文語として使われます。
上記に共通するのは「早く行動する」という意味です。
「急ぐ」の使い方
「急ぐ」は「ものごとを早くやろうとすること」「早く移動すること」「気持ちがせきたれられること」「準備する」という意味で使われます。
動詞として「急ぐ・急いだ」と不規則変化して使われたり、副詞形として「急ぎで」と使われたり、名詞形は「急ぎ」になります。
基本的に、ものごとを早くしようとして、素早く行動する様子に使われる言葉です。
「焦る」と「急ぐ」の違い
「焦る」は「精神的に追い込まれて動揺して、落ち着きを失ってしまう様子」という意味です。
「急ぐ」は「ものごとを早くしようとして、素早く行動する様子」という意味です。
「焦る」の例文
・『早く終わらそうと焦ってミスしてしまった』
・『勝負を焦って相手の戦術にハマり失敗した』
・『締め切りに間に合わないかと思って非常に焦った』
・『運転中に急に子供が目の間に飛び出してきて焦った』
「急ぐ」の例文
・『この問題は業務に困難をきたしているので解決を急いで欲しい』
・『もう少しで落成式を迎えるとあり、記念碑の完成を急いでいる』
・『台風でダイヤが乱れることが予想されるために、大勢の人々が帰宅を急ぐ』
・『自分にとって今回が最後のチャンスと思い、功を急ぐ』
まとめ
今回は「焦る」と「急ぐ」について紹介しました。
「焦る」は「精神的に動揺する」、「急ぐ」は「素早く行動する」と覚えておきましょう。