「独学」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「独学」

独学は「どくがく」と読み、それに優れている人の指導や教授を仰ぐのではなく、独立で目標を立て、自分で学ぼうとする学習方法であり、能力開発の方法を指します。

日本国内では明治時代にやっと近代的な学校制度が出来上がりましたが、それより前に身分の低い農民や商人が勉強したいと思った場合、独学という勉強方法が一般的だったのです。

「独学」の意味

独学というのは誰かに学ぶのではなく、自分自身で勉強することを指しています。

例えば大人になってから英語を勉強したいと思った場合、英会話クラスなどに行く時間的余裕がなく、自分で英語を勉強しろという人もいるのではないでしょうか。

そのような状態はまさに独学だと言えるでしょう。

「独学」の言葉の使い方

近年は英語などの外国語を独学するという人もたくさんいます。

特に社会人は忙しく、なかなか習い事に行く暇がないために自分で勉強する人が多いのではないかと言われています。

そのため「英語を独学する」「独学で身に付ける」などといった使われ方があります。

「独学」を使った例文・短文(解釈)

それならば実際に独学という表現を使うとどのような文ができあがるのでしょうか。

ここでは独学という表現を使った例文をいくつか紹介します。

「独学」の例文1

「彼女は独学で英語を学び、英検1級を取得した」

先ほども述べた通り、英語を独学で学ぶという人は少なくありません。

最近はグローバル化の影響も受け、多くの人が英語を勉強したいと思っているのです。

しかしその一方で英語を習いに行くとそれなりにお金も時間もかかりますよね。

そのため、自宅で教材を使い、独学で英語を勉強しようとする人が増えています。

もちろん独学で英語を勉強すると正しい発音を覚えられないなどといったデメリットもありますが、それでも時間やお金に余裕がないという人には独学が最善の選択肢となるでしょう。

「独学」の例文2

「彼はあれだけのコンピューターの技術を独学で身に付けたらしいよ、さすがだよね」

コンピューターを扱うにはそれなりのスキルが必要です。

しかし、必ずしも専門学校などに行って勉強しなければいけないというわけではなく、むしろ独学で学んだという人も少なくありません。

例えばもともとパソコンが好きでインターネットなどをよく利用している、パソコンの修理は自分で行うことができる、などという人の場合、全て独学で技術を身に付けている人も決して珍しくはありません。

「独学」の例文3

「彼女はあれだけのフィギュアスケートの技術を独学で学んだらしい」

最近はフィギュアスケートが大きな人気を呼んでいます。

オリンピックなどでも話題になりますし、フィギュアスケートの選手たちの動きはとてもきれいですよね。

オリンピックで活躍するような選手は幼い頃からフィギュアスケートを学んでいるケースが多いですが、中にはある一定のレベルまで独学で身に付けたという人もいます。

兄弟が学んでいた横で真似していたらいつの間にかできるようになっていた、ということもあるのです。

「独学」の例文4

「独学もいいけれど、しっかりとしたスキルを身に付けたいと思うならばやっぱり習いに行った方がいいよ」

独学にはそれなりのメリットもありますが、やはりしっかりとしたスキルを短期間で身に付けたいと思うのであれば習いに行った方が良いという考え方もあります。

というのは、独学の場合はどうしても自分に甘くなってしまう可能性があるという最大のデメリットがあるのです。

しかし、誰かから教えを受けることができれば例えば「明日試験がある」「明日までにこれを終わらせなければならない」など、自分に厳しくなることができます。

金銭的、そして時間的に余裕があるのであれば、習いに行ったほうが効率的かもしれません。

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