「理不尽な扱い」とは?
理不尽な扱い、というのは理不尽に扱われるということであり、理にかなわないやり方で扱われる、道理に合わない考え方で扱われている、という意味になります。
理不尽という言葉には道理を尽くさない、道理に合わない、という意味があり、物事の筋道が立たないということになります。
例えば、無理やりな要求をされたり断れない仕事を任されたりなど、理不尽だと感じることも多いですよね。
そのように扱われたとき、理不尽な扱いと表現できます。
常識的ではないクレームを受けた時にも、理不尽な扱いを受けた、と表現することが可能な場合もあります。
「理不尽な扱い」の読み方
理不尽な扱いという表現は「りふじんなあつかい」読みます。
日常的にも使える表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「理不尽な扱い」を分解して解釈
ここでは理不尽な扱いという表現を分解して紹介していきます。
「理不尽な」
理不尽な、という表現は物事の筋が通らない、無茶苦茶、という意味があります。
例えば、最近はモンスターペアレンツの問題が表面化してきていますが、モンスターペアレンツの問題は実に理不尽だといえます。
例えば、「どうして自分の子供が白雪姫では無いのか」とクレームをつけた保護者があまりにも多かったことから、クラスの女の子全員が白雪姫になった、という話もありますね。
まさにこれは理不尽な要求だといえます。
「扱い」
扱いというのは待遇いう意味です。
待遇や対応の仕方を指しており、理不尽な対応を受けた場合に理不尽な扱いを受けたといえます。
「理不尽な扱い」の表現の使い方
例えば中古品を新品に交換しろと言われたり、最近は非常識なクレーマーも増えていると言われています。
お客様相談センターがあちこちに用意されて、クレームも言いやすくなりましたね。
そのような中で意味がわからないクレームをしてくる人がいた場合、それはまさに理不尽だといえます。
もしもクレーマーが店員を捕まえてにもなく怒鳴ったりすれば、その店員は理不尽な扱いを受けたということになります。
モンスターペアレンツの被害を受けた教師なども理不尽な扱いを受けたと言えるでしょう。
「理不尽な扱い」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
「理不尽な扱い」を使った例文1
「新しい職場で彼女はセクハラという理不尽な扱いを受けました」
いつの時代もセクハラは深刻な問題であり、女性の敵ですよね。
セクハラをしている側は自覚がないこともあり、セクハラは非常に質が悪いと言われています。
しかし、セクハラをされている女性からしてみるとセクハラは精神的に傷つく行為であり、仕事を辞めるなどという究極の決断を下す場合もあるのです。
「理不尽な扱い」を使った例文2
「あれはお姉ちゃんだからという理由でいつも母から理不尽な扱いを受けています」
お姉ちゃんだから、お兄ちゃんだから、我慢しなさい、と言われた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
特に小さな頃は、好んでお姉ちゃんになったわけじゃないのに、お兄ちゃんになりたいと願ったわけじゃないのに、とショックを受けた経験を持つ人もいるかもしれませんね。
特に小さな子供にしてみると、年上だからという理由で我慢しなければいけないというのは非常に理不尽な扱いかもしれません。
「理不尽な扱い」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
「理にかなわない扱い」【りにかなわないあつかい】
理にかなわないというのは道理にかなっていない、理屈がおかしい、という意味であり、理屈がおかしい扱い、意味がわからない扱いということになります。
理にかなわない扱いを受けた経験を持つ人は少なくないかもしれません。
「不合理な扱い」【ふごうりなあつかい】
不合理というのは道理や理屈にかなっていない、という意味です。
ちなみに、非合理というのは論理や道理に合わないという意味になります。