この記事では、「甘んずる」と「甘えてる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「甘んずる」とは?
「甘んずる」は「あまんずる」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「満足して楽しむ」という元の意味で、ありがたく受け入れて楽しむことを言います。
語源は「あまみす」という言葉で、「与えられたものを良いものとして味わう」という意味です。
2つ目は上記から転じて「与えられたものを素直に受け入れる」という意味で、他から与えられるものに対して文句言わず受けることを言います。
3つ目は更に転じて「仕方ないと思い我慢する」という意味で、不満はあってもどうしようもないので我慢することを言います。
「甘んずる」の使い方
「甘んずる」は「満足して楽しむ」「与えられたものを素直に受け入れる」「仕方ないと思い我慢する」という意味で使われます。
「甘んずる」は古い表現で、現代では「甘んじる」として使われることが多く、動詞として「甘んずる・甘んじた」と使われたり、形容詞として「甘んじて」と使われたりします。
基本的に、他から与えられたことに対して、文句言わずに受け入れることに使われる言葉です。
「甘えてる」とは?
「甘えてる」は「あまえてる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「構ってもらいたくて、まとわりついている様子」という意味で、子供や動物が可愛がってもらいたくてすり寄って来る様子を言います。
2つ目は「人に物をねだっている」という意味で、欲しい物がある時に買って貰おうと可愛くねだることを言います。
3つ目は「相手の親切を遠慮なく受ける」という意味で、相手から親切にされて思いきり頼っている様子を言います。
4つ目は「慣れ親しんでわがままにふるまう」という意味で、相手に慣れて自分のやりたい放題にしていることを言います。
上記に共通するのは「相手を頼っている」という意味です。
「甘えてる」の使い方
「甘えてる」は「構ってもらいたくて、まとわりついている様子」「人に物をねだっている」「相手の好意を遠慮なく受ける」「慣れ親しんでわがままにふるまう」という意味で使われます。
動詞「甘える」に継続の意味の「~ている」が付いた言葉で、「甘えてる・甘えてた」と使われたり、副詞として「甘えて」と使われたりします。
基本的に、相手の好意に対して遠慮なく頼りにしている様子に使われる言葉です。
「甘んずる」と「甘えてる」の違い
「甘んずる」は「他から与えられたことに対して、文句言わずに受け入れること」という意味です。
「甘えてる」は「相手の好意に対して遠慮なく頼りにしている様子」という意味です。
「甘んずる」の例文
・『現状に甘んずることなく今後も精進して参ります』
・『今回の処分について甘んじて受け入れる所存です』
・『ありきたりだが平和な生活に甘んずる』
・『皆様からのご批判は甘んじてお受けいたします』
「甘えてる」の例文
・『子供が親に甘えてる』
・『まだ親に小遣を貰っているとは甘えてる』
・『仕事に行きたくないと思うのは甘えてる証拠だ』
・『今度はブランドバッグが欲しいと甘えてる』
まとめ
今回は「甘んずる」と「甘えてる」について紹介しました。
「甘んずる」は「そのまま受け入れる」、「甘えてる」は「遠慮なく頼る」と覚えておきましょう。