「甲斐性」とは?「甲斐性」の意味
「甲斐性」の読み方は、「かいしょう」になります。
「甲斐性」の意味は、「物事(仕事)をやり遂げようとする気力・根性」になります。
日常的な言葉として使われる「甲斐性」の意味として、「働き(仕事)と収入があって頼もしい気性・生き様」や「他者(主に妻子)を養うだけの経済的な生活能力を持っていること」があります。
「甲斐性」というのは「働いていて才覚・収入があること」を意味する言葉であり、「甲斐性がある」といえば「働いていて他者(妻子)を扶養するだけの経済力・生活力があること」を意味しています。
反対に「甲斐性がない」といえば、「仕事をしていなかったり収入が極端に少なかったりして、他者(妻子)を扶養したり支えたりするだけの生活能力がないこと」を示しています。
「甲斐性」の類語・類義表現
「甲斐性」の類語・類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「甲斐性」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
「根性がある・頼りになる」
「甲斐性」の類語・類義表現として、「根性がある・頼りになる」があります。
「甲斐性」というのは、「働いていて才覚があり、頼りになること」を意味しています。
また「甲斐性」は、他者(妻子)を養ったり支えたりするだけの気力や根性があることも示しています。
それらの意味から、「甲斐性」の類義表現として、「根性がある・頼りになる」を上げることができます。
「稼ぎがある・養える」
「甲斐性」の類語・類義表現として、「稼ぎがある・養える」があります。
「甲斐性」というのは、「自立して生活できるだけの経済力があること」や「他者(妻子)を養うだけの生活能力・稼ぎがあること」を意味しています。
「甲斐性」の意味は「働きや稼ぎがあって他者(妻子)を十分に養えること」になります。
その意味から、「甲斐性」の類義表現として、「稼ぎがある・養える」を指摘できるのです。
「有能さ・英気」
「甲斐性」の類語・類義表現として、「有能さ・英気」があります。
「甲斐性」というのは、「他者(妻子)を養える働きができるだけの有能さがあること」を意味しています。
「甲斐性」の言葉の意味として、「物事(仕事)をやり遂げる気力・根性があること」があります。
「英気」というのは、「物事を成し遂げようとする前向きな気力・気迫」のことです。
「甲斐性」の類語として、「有能さ・英気」を上げることができます。
「甲斐性」の言葉の使い方
「甲斐性」の言葉の使い方は、「働いていて物事を成し遂げる気力・根性が充実している時」や「他者(妻子)を養い支えるだけの十分な経済力・生活能力がある時」に使うということになります。
「甲斐性」という言葉は「働き・才覚・収入があって頼りがいのある人物や状態」に対して使用することができ、例えば、「甲斐性がある男性を求める女性は多い」などの文章で使えます。
「甲斐性」を使った例文・短文(解釈)
「甲斐性」を使った例文・短文を紹介して、その意味を分かりやすく解釈していきます。
「甲斐性」の例文1
「昔から結婚相手として人気があるのは、定職に就いていて妻子を養える甲斐性がある男です」
この「甲斐性」を使った例文は、「働き(定職)・才覚があって妻子を養えるだけの生活能力がある男性」が、昔からずっと結婚相手としては高い人気があることを意味しています。
「甲斐性」の例文2
「甲斐性のない父と結婚した母は、随分と長い間、貧しい生活の中で苦労をさせられました」
この「甲斐性」を使った例文は、家族を養うだけの働きや収入がない父と結婚したばかりに、母が長きにわたって貧困生活で苦労したということを意味しています。
「甲斐性」の例文3
「口先だけで言い訳したり大風呂敷を広げたりするのではなく、まずは最低限の甲斐性を身につけなさい」
この「甲斐性」を使った例文は、言葉だけで言い訳したり格好つけたりするのではなく、地道にコツコツ働いて、最低限の生活能力(収入の水準)を身につけなさいということを意味しています。
口先や言葉だけで飾り立てても、甲斐性が身につくことは無いのです。
「甲斐性」の例文4
「甲斐性が全くない人が、経済的な自立や仕事に成功する方法について講演しても説得力がない」
この「甲斐性」を使った例文は、「仕事をやり遂げて収入を得るだけの根性・才覚」がない人が、経済的成功について偉そうに語っても、説得力がないということを意味しています。
「甲斐性」というのは「仕事のやる気・能力・適応」を意味しているので、「甲斐性が全くない人」は「仕事ができない人+収入が少ない人」になってしまうのです。