売上がよい書籍について「発行部数」や「実売部数」が話題になりますが、2つの言葉の違いを知っていますか。
この記事では、「発行部数」と「実売部数」の違いを分かりやすく説明していきます。
「発行部数」とは?
「発行部数」とは、その書籍が印刷されて、世に出された部数のことです。
「印刷」された数のことを表しています。
「発行」には、図書・新聞・雑誌などを印刷して世に出すことという意味があります。
紙幣や入場券を作って通用させることという意味もありますが、「発行部数」という場合はこの意味ではありません。
「部」には新聞や図書の分数や冊数という意味があります。
「実売部数」とは?
「実売部数」とは、図書・新聞・雑誌などが実際に購入された部数のことです。
書籍は印刷・製本されて、書店に並び、お客様に購入されます。
お客様に購入された数が「実売部数」です。
商品名や売れた時間などを把握できるPOSレジがすべての書店で導入されているわけではないので、POSレジなどで出された売れた部数と、返本数から売れたであろうと思われる数と用いて、実売部数が計算されています。
「発行部数」と「実売部数」の違い
「発行部数」は、印刷されて世に出された数です。
「実売部数」は、売れた数のことです。
実際に購入された数を表しています。
「発行部数」の段階では、売れたかどうかは関係ありません。
まとめ
テレビなどでよく話題になるのは「発行部数」です。
これは印刷をして世に出された数で、実際に売れた数ではありません。
実際に購入された数を「実売部数」といいます。