「白眼視」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「白眼視」とは?意味と使い方

この記事では、はくがんしと読む「白眼視」の意味を分かりやすく説明していきます。

「白眼視」とは?意味

冷たい目で見ることや冷遇することという意味で、わざわざ嫌がらせをすると言うよりは何もしてくれない、本来受けられる待遇のランクが他人より明らかに低いなどという状況を指します。

中国の故事から生まれた言葉となっています。


「白眼視」の概要

白眼視することは正当な理由があったとしても傍から見ると良くないことに見えかねないことであり、「わたしは部下を白眼視している」などのように自分から白眼視をしていると発表することはまずありません。

「親から白眼視される」というように誰が白眼視しているか明らかになっているタイプの使いたもあれば、「世間からの白眼視にも耐え」「長い間白眼視されてきたが成功を収めた」など世間の評価といった意味合いで使われるケースもあり、白眼視している相手は不特定多数で知り合いではない場合などもあります。

広い範囲では「世界中から白眼視される」というものがあり、事実ベースの一般的な文章ではこれ以上広い範囲にすることは不可能でしょう。

なお、この場合の世界中からというケースは厳密に調べているかということはそれほど重視されていないことが多く、わずかに応援している姿勢の国があっても大多数という意味合いに押され無視される傾向があります。

白眼視されるという言葉は基本的に人間が構成するもの、社会、世間などがありますが、飼っている動物から白眼視されてしまうという使い方は可能と言えるでしょう。

野生動物や魚に関しては使えない、あるいは使うシーンがほぼ無いと言えます。

ロボット、AIなどは現時点で人間に対し白眼視するものは作られていませんが、フィクションの登場人物、ゲームのキャラクターが白眼視することはありえます。


「白眼視」の言葉の使い方や使われ方

「世間からひどい白眼視を受けてきた歴史がある」「白眼視に耐えて大輪の花を咲かせた」「彼らを白眼視してしまう理由が明らかになる」「生徒を白眼視する教師はあまり褒められたことではない」などの使い方があり、白眼視には何らかの理由があるケースと、白眼視を受けてきたことに対する結果という使い方が使い方の大半と言えるでしょう。

「白眼視」の類語や言いかえ

「冷たい目で見ている」「冷遇する」「思いやりのない応対」「冷たい対応」「軽くあしらっている」「眼中にない」などが挙げられ、「厳しい」という言葉は厳しいけれど思いやりがあってのことなのか、ただただ反発してのことなのかで意味あいが近い場合とそうでない場合があります。

まとめ

白眼視という言葉は故事から始まっていますが、冷たい対応をするという意味には変化がないことが特徴的で、おそらく今後も意味合いが変化することはないでしょう。

白眼視は範囲の広さも特徴的で、世界中や社内などから白眼視を受けてしまうこともありえます。

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