「白黒つける」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「白黒つける」とは?意味と使い方

この記事では、「白黒つける」の意味を分かりやすく説明していきます。

「白黒つける」とは?意味

決着をつける、物事の是非を決める、真偽や善悪を決めるなどの意味合いがあり、白黒つける方法は投票などに限らず話し合いやゲーム、競技などによって決めることもあります。

引き分けという概念も白黒つけるという言葉でなくはないですが、その場合、対立する双方が納得しているという前提があります。

また、競技そのものでどちらが強いか白黒つけるという言い方もあり、その場合は競技の結果がストレートに白黒つける結果となります。

言葉としては囲碁が元になっているようです。

なお、対立する関係性だけでなく、自分の中で白黒つけるということもありえ、「環境破壊につながるので経済活動は全て悪」などのような、善悪などを極端な判断にしてしまうことなどはあまり良くない考え方とも言え、いい面もあり悪い面もあり、悪い面は時間をかけても是正するあたりに軟着陸を目指したほうが良いでしょう。


「白黒つける」の概要

白黒つけるということは、勝ち、負けなどをはっきりさせるということでもあり、一度の勝負で白黒つける事もあれば何度も勝負することもあります。

料理や芸術など決定的な採点が難しく、個人の好みが強いものの場合、企画として白黒つけるということは可能ですが、その人がどう思うかまでは左右できません。

マンガやアニメではキャラクターの魅力をうまく見せる必要があるため、あまり明確に白黒つけることはしづらく、ある角度ではAの方が優勢だったが勝負には負けてしまった、勝負には負けたが自分の信念は貫き通したなど見るべきところを見せることが多くなり、明らかに白、または黒というようにしてしまわない工夫が見られます。

なお、白黒つけるという言葉の白と黒は白星と黒星は明確には関係ありませんが、どちらかが勝ち、負けというイメージをしてしまうのは確かでしょう。


「白黒つける」の言葉の使い方や使われ方

「12ラウンドまでもつれ込んだ試合は判定で白黒つけるという結果になった」「長らく土地の売却問題が続いていたが裁判で白黒つける事になった」「どちらが王者にふさわしいか白黒つける」などの使い方があり、二つの概念があって対立関係にあることが基本と言えます。

「白黒つける」の類語や言いかえ

はっきりさせる、勝ち負けを決める、優劣を決める、どちらが上か決める、ケリをつけるなどが言い換えとして使えますが、白黒つけるという言葉は明確さで優れていると言えるでしょう。

ただし白黒つけるは二者で使うことが一般的と言え、他の言葉は三者以上で使えるものもあります。

まとめ

白黒つけるとは二つの概念でどちらが優れているか、一つのものの善悪を決めるなどの用途があり特に善悪に関してはあらゆるものに判定が可能と言えます。

ただし、あまり白黒はっきりつけてしまうと、他の意見や良い部分をなかったものにしてしまうという側面があり、バランスを取った考えも重要です。

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