この記事では、「盗み聞き」と「立ち聞き」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
先ず「盗み聞き」の方から解説します。
「盗み聞き」とは?
最初に「盗み聞き」の意味をご説明致します。
「盗み聞き」とは、相手が誰かと話をしているところを、こっそりと聞くさまを表しております。
「立ち聞き」とは?
次に「立ち聞き」の意味を解説していきます。
「立ち聞き」の場合は、上記の「盗み聞き」を殆ど同じ意味になります。
ところが、こちらは他人の会話を、立ち止まって、周囲などに知られないよう、聞くことを表現しているのです。
「盗み聞き」と「立ち聞き」の違いとは?
ここでは「盗み聞き」と「立ち聞き」の違いを取り上げてみましょう。
「盗み聞き」の場合は、他人の会話を、他人などに知られないように、聞くことです。
「立ち聞き」の方は、「盗み聞き」の条件を前提として、立って聞くことになります。
「盗み聞き」と「立ち聞き」の使い方の違い
この項目においては、「盗み聞き」と「立ち聞き」の使い方の違いを説明します。
「盗み聞き」の場合は、相手に知られないように、会話の内容を聞くことです。
一方で、「立ち聞き」の方は、相手に知られることのないよう、立ったまま聞くことを表しております。
それぞれの使い方を見てみましょう。
前者の使い方
「仕事するふりをして、盗み聞きしている」
「襖を隔てて、盗み聞きをしている最中だ」
後者の使い方
「先生同士の会話を、立ち聞きしてしまった」
「相手にバレないように、立ち聞きをしている」
「盗み聞き」を使った例文
ここでは「盗み聞き」を使った例文を書いていきます。
・『盗み聞きをする方は、興味津々なのだろう』
・『盗み聞きをしている訳じゃなく、相手の声量が大きいので、聞こえてくるのだ』
・『上官は盗み聞きの常習犯だ』
・『生徒たちが、やけにこちらの思う通りに動くので、誰か生徒の中で、盗み聞きをした子がいるかもしれない』
・『盗み聞きというのは、あまり行儀のいいものではない』
「立ち聞き」を使った例文
最後の項目においては、「立ち聞き」を使った例文を書きます。
・『病院の廊下において、先生の話を、立ち聞きしてしまった』
・『立ち聞きというのは、育ちの良い人はしないだろう』
・『兵士たちの喧嘩の内容を、立ち聞きしたところだ。これから説得へ行ってくる』
・『立ち聞きしたところ、息子の学校では、苛めがあるらしい。これは担任の先生に、報告した方がいいだろう』
・『立ち聞きは、決していいことではない。しかしながら、事実を知れることもあるのだ』
まとめ
まとめとして、「盗み聞き」とは、相手に知られないように、相手が誰かと喋っている内容を、聞くことを指しているのです。
一方で、「立ち聞き」の方も、人目につかないように、他人の会話を聞くことが前提ではあります。
しかし、「立ち聞き」という言葉からも分かるように、立ったまま若しくは、立ち止まって聞くことです。