この記事では、「目白押し」の意味を分かりやすく説明していきます。
「目白押し」とは?意味
「目白押し」には2つの意味があります。
ひとつは、多くの人数が一か所に集まって並ぶこと、物事が一か所に集まることです。
もう一つは子どもの遊びのことです。
大人数が一列になって並び、押し合いをします。
列の外に出たものは列の端に移動をして、また押し合いをします。
「目白押し」の概要
この言葉は、メジロという鳥が押し合うように樹上一列に並ぶさまからきています。
メジロは全長11. 5センチメートルほど、日本では山地の林や平地、公園などで見られる留鳥です。
花の蜜が好きで、桜が咲く季節になると密を吸いに来るようすを見ることがあります。
目の周りが白いことが特徴があります。
ウグイスと間違われることがありますが、ウグイスは目の周りは白くありません。
この鳥には、一列にぴったりとくっついて一列に並ぶ習性があります。
このさまからきている言葉です。
お正月や夏休みなどになると、有料・無料のテレビ番組では映画特集がされることがあります。
特にアニメだけ、洋画だけなど、ジャンルをしぼって放送することもあります。
面白いアニメばかりを紹介しているなら「楽しめるアニメが目白押し」などといったりします。
アニメばかりを集めていることを意味します。
10作品を紹介する中で、アニメが2つ、洋画が2つ、邦画が6つといった場合、「アニメが目白押し」が意味するものではありません。
これはアニメばかりが集まっているのではないからです。
今度は物産展のことで説明をします。
この物産展では、沖縄のおいしいものを集めて販売をしています。
ちんすこう、シークワーサー、海ぶどう、ラフテー、あぐー豚、マンゴーケーキなど、さまざまな物が集まっています。
沖縄のものは少しだけ、鹿児島や北海道のものもあるといったものではなく、沖縄のものだけがある場所に集まっています。
このさまは「沖縄のおいしいものが目白押し」といいます。
もし、鹿児島のもの、北海道のもの、沖縄のものなどいろいろなものがあり、それらに「おいしいもの」という共通点があるなら「おいしいものが目白押し」となります。
「目白押し」の言葉の使い方や使われ方
物事一か所に集まっていること、一か所に集まって人が並ぶことという意味で使用をします。
映画、イベント、食べもの、衣服など、さまざまな事柄に使うことが可能です。
バラバラにある場合や数量が少ない場合には使用しません。
子どもの遊びの意味ではあまり使われていません。
「目白押し」の類語や言いかえ
「集めた」が似た意味の言葉です。
一か所に何かが集中してあるさまを意味します。
特に物について使います。
まとめ
一つのところに集まっているさまを意味する言葉です。
イベントが「目白押し」だったり、おいしいものが「目白押し」だったりすると、それらが好きな人はうれしいことでしょう。