「表記ゆれ」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「表記ゆれ」とは?意味と使い方

この記事では、ワープロソフトなどでは機能によって訂正してくれる対象でもある「表記ゆれ」の意味を分かりやすく説明していきます。

「表記ゆれ」とは?意味

文章において全く同じ単語を漢字やカタカナなど二通り以上の書き方をしてしまうことや語尾を敬語表記と断定系の二つを使ってしまうことで、三時30分、と言った漢数字と数字の表記やコンピュータとコンピューターの「ー」の伸ばし表記の違い、「今日はいい天気ですが、天気予報によると明日は雨だ」と言った語尾の違いなどがあり、文章としては統一したほうが読みやすくなりますが、文章入力ソフトでフォローされていない場合などはついミスしてしまう部分でもあります。


「表記ゆれ」の概要

表記ゆれは文章が読みにくくなるため防ぐべきものとなっています。

文章に対して特に注意するべきものとなっており、実際の会話であればそこまで気にすべきものではないとも言えます。

インターネット検索ではある程度表記の揺れを判定してくれる検索エンジンもあります。

車を文章に出す場合でも「車」「クルマ」「くるま」だけでなく、車名を文章に使うケースもあるため広範囲に表記が揺れてしまう可能性があり、自分である程度ルールを決めて文章を書くべきでしょう。

なお、シミュレーションとシミュレーション、アタッシェケースとアタッシュケースは表記ゆれの例にもなりますがシミュレーションとアタッシェケースが正しい言葉となっています。

商標ではコカ・コーラとコカコーラなども表記ゆれの例となりますが、コカ・コーラが公式には使われています。

インターネットのハッシュタグは人を集めることが目的のため表記ゆれを防ぐことが必要とされ、その上で略称が必要で混乱しやすいことから、ドラマの感想などを伝えるハッシュタグはそのドラマの公式ツイッターがハッシュタグを指定するケースが見られます。

新聞では統一して附属を付属、井澤を井沢と書くなど旧字体を使わないようにするなどしており、表記ゆれに対して非常に厳密に作られていると言えるでしょう。

一方マンガでは同一のコマでキャラクターが自分を指して、ストーリー的な意図がなく自分、オレ、わたしというようなケースもあり、勢いを重視しているとも言えます。


「表記ゆれ」の言葉の使い方や使われ方

「一つの文章で「ブラウザとブラウザー」に分かれていて表記ゆれしてしまっている」「表記ゆれだけでなく口調が変化してしまって違和感を感じる文章だ」などの使い方があり、基本的には文章に対して使われる言葉となっています。

「表記ゆれ」の類語や言いかえ

文章内の同じ単語の表記が統一されていないという意味を解説したような言葉が言い換えとして使われますが、類語は存在していません。

まとめ

表記ゆれは文章のエラーとして存在しており、わざわざ表現の工夫で取り入れるべきではないものと言える存在です。

漢数字や数字の使い方、送り仮名なども注意すべき項目と言えます。

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