「目覚める」と「覚める」の違いとは?分かりやすく解釈

「目覚める」と「覚める」の違いとは?違い

この記事では、「目覚める」「覚める」の違いを分かりやすく説明していきます。

「目覚める」とは?

「目覚める」「めざめる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「眠っている状態から目が開く」という元の意味で、目を閉じて眠っていた状態から覚醒して目が開くことを言います。

2つ目は上記から転じて「才能や感情など、隠れていたものが活性化する」という意味で、それまで内面に潜んでいたある一面が活発に働き出すことを言います。

3つ目も転じて「迷いが消えて本心に戻ること」という意味で、しっかりとした気持ちになることを言います。

上記に共通するのは「自分を知る」という意味です。


「目覚める」の使い方

「目覚める」「眠っている状態から目が開く」「才能や感情など、隠れていたものが活性化する」「迷いが消えて本心に戻ること」という意味で使われます。

動詞として「目覚める・目覚めた」と使われたり、副詞として「目覚めて」と使われたり、名詞として「目覚め」と使われたりします。

基本的に、目を閉じて眠った状態から目を開けることや、転じてはっきりと自分の能力や本心を知ることに使われる言葉です。


「覚める」とは?

「覚める」「さめる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「眠っている状態から、意識のはっきりした状態に戻る」という元の意味で、眠りから起きて頭の中がはっきりすることを言います。

2つ目は上記から転じて「頭の中が急に冴える」という意味で、眠気や酒の酔いなどが消えることを言います。

3つ目も転じて「迷いがなくなり正気を戻す」という意味で、取りつかれていたものが消えて冷静になることを言います。

上記に共通するのは「意識がはっきりする」という意味です。

「覚める」の使い方

「覚める」「眠っている状態から、意識のはっきりした状態に戻る」「頭の中が急に冴える」「迷いがなくなり正気を戻す」という意味で使われます。

動詞として「覚める・覚めた」と使われたり、副詞として「覚めて」と使われたりします。

基本的に、眠っている状態から現実に戻って意識がはっきりすることや、転じて正気を取り戻すことに使われる言葉です。

「目覚める」と「覚める」の違い

「目覚める」「目を閉じて眠った状態から目を開けること」「はっきりと自分の能力や本心を知ること」という意味です。

「覚める」「眠っている状態から現実に戻って意識がはっきりすること」「転じて正気を取り戻すこと」という意味です。

「目覚める」の例文

・『最近夜中に何度も目覚めてしまう』
・『彼は急に仕事へのやる気に目覚めた』
・『彼女はギャンブルの道に目覚めてしまった』
・『いい加減現実に目覚めた方がいい』

「覚める」の例文

・『明け方に目が覚めたので散歩した』
・『麻酔が覚めてとんでもなく痛くなった』
・『財布をなくしたことに気づいて酔いが一度に覚めた』
・『悪い夢から覚めた気持ちだ』

まとめ

今回は「目覚める」「覚める」について紹介しました。

「目覚める」「現実を知ること」「覚める」「意識がはっきりすること」覚えておきましょう。

違い
意味解説辞典