この記事では、「直感」と「第六感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「直感」とは?
「直感」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「直感」は「ちょっかん」と読みます。
「直感」には「推理や考察などによらず、感覚によって物事をとらえること」という意味があります。
例えば、初対面の異性を好きになることがあります。
この時に、相手の仕事や年収などを知り、裕福な暮らしができそうだと感じて好きになるのではなく、感覚的に好きだと思った場合は、「直感で好きになる」「付き合ったら幸せになれそうだと直感した」などと表現することができます。
また、登山中に重要な分岐点に立った時、地図を見たり登山アプリを見て、どちらに行くか判断するのではなく、感覚でどちらかのルートを選んだ場合は「直感で、ルートを選んだ」などと言うことができます。
また、詐欺師だと感覚的に気づいて回避できた場合は、「詐欺行為だと直感が働いた」と表現することができるでしょう。
「第六感」とは?
「第六感」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「第六感」は「だいろっかん」と読みます。
「第六感」は「理屈では説明がつかない、本質をつかむ心の働き」を意味します。
カタカナ語の「インスピレーション」と置き換えることができます。
人間には触覚、視覚、嗅覚、味覚、聴覚の「五感」がありますが、それ以外にあり、それを超える感覚のことを「第六感」と呼びます。
例えば、飛行機に乗る予定だった人が、なんとなく嫌な予感をして回避したら、墜落したというような事例があります。
このように理屈では説明できない心の働きによって、危機を回避できたと考えられるようなとき、「第六感が働いて、危機を回避できた」などと言います。
「直感」と「第六感」の違い
「直感」と「第六感」の違いを、分かりやすく解説します。
「直感」には「推理や考察などによらず、感覚によって物事をとらえること」という意味があります。
一方の「第六感」は「理屈では説明がつかない、本質をつかむ心の働き」を意味します。
「直感」も「第六感」も、推理や考察、理屈ではない心の働きがあります。
ただし、「直感」は「外れる」こともあります。
二つのメニューからどちらかを選んで食べるとき、「直感で選んだけれど、美味しくなかった」というケースもあるためです。
しかし「第六感」という言葉を使う場合は、ほとんどの場合、選択を誤ることがないと考えることができます。
どちらかと言えば「超能力」に近い意味が、「第六感」にはあると考えることができます。
そのため、誰でも使うことができる、感覚的な物事の把握が「直感」で、超能力のような、めったに発動しない、感覚的な物事の把握が「第六感」と考えるといいかもしれません。
まとめ
「直感」と「第六感」の違いについて見てきました。
とても似た意味を持つ言葉ですが、ニュアンスの違いがあります。
2つの言葉のニュアンスの違いを知ることで、使い分けることができるようになりそうです。