この記事では、「直視」と「正視」の違いを分かりやすく説明していきます。
「直視」とは?
「直視」とは、目をそらすことなくじっと見ることという意味と、物事をありのままに見ることという意味があります。
「直視するに堪えない」という言い方は目をそらさずじっと見ることができないという意味で、つまりひどい状態であるといった意味になります。
「現実を直視できないでいる」と言えば、物事をありのままに見ていない、現実の状態から逃げているといった意味合いになります。
「直視」の場合はどちらの意味合いなのか前後にある言葉から判断するようにしましょう。
「正視」とは?
「正視」とは、まっすぐに見つめるという意味で、対象物を正面から見つめることを言います。
「上司から正視されても、彼はまったく恐れる様子もなかった」「彼は恐怖のあまり、正視できなかった」などと、使います。
「直視」と「正視」の違い!
「直視」と「正視」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は「見る」という意味では同じなのですが、どのように見るかといった違いがありますので、混同しないようにしてください。
「直視」とは、目をそらさずにじっと見る、物事をありのままに見るという意味になります。
特に後者の意味の「現実を直視する」といった言い方は日常会話でよく使われています。
これは物事をありのままに見ること、現実を受け入れるといった意味合いですので覚えておくといいでしょう。
「正視」は、まっすぐに見つめることで、対象物を「正面」から見つめるという意味になります。
あまりにもひどい状態で見たくない、見ていられないといった時は「正視するにしのびない」などと言います。
まとめますと「直視は目をそらさずじっと見る、物事をありのままに見る」「正視はまっすぐに見つめる、対象を正面から見つめる」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「直視」と「正視」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
似たような意味合いですが、意味は違いますので、ふさわしい方を選び使うようにしましょう。