「直談判」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「直談判」とは?意味と使い方

この記事では、「直談判」の意味を分かりやすく説明していきます。

「直談判」とは?意味

間に他の人を入れないで直接に相手と話し合うことです。

この場合の話し合うとは、相手に求めることついて話し合うといった意味合いです。

「直」という漢字には、間に何もおかない、じかにという意味があります。

「直接」などの「直」です。

「談判」には、事件やごたごたとしたことを解決するために、相手と話し合うという意味があります。


「直談判」の概要

何かをお願いするときや、何かを解決するときなどに、間に人を入れないで直接相手と話し合うことを意味する言葉です。

カフェのことで説明をします。

このカフェの店主は、地元食材を使った料理を提供したいと考えていました。

地元食材を使ったスープ、地元の鶏肉を使ったコンフィ、地元の果物を使ったスイーツなどを店に出すことを考えています。

そのためには、地元の農家を探し出して、そこにお願いをして品物を入れてもらう必要があります。

卸売業者や役所などを通して仕入れをすることもできますが、それでは自分の思う通りの食材は手に入らないと思い、直接農家に話に行きました。

「こういう料理を提供したいから、こういった作物を納品して欲しい」といったことを、直接農家に話したのです。

一方的に自分の言いたいことをいうだけでなく、相手にも都合があるので相手の話しも聞きます。

このとき、卸売業者など間に誰も入っていません。

このさまを意味する言葉です。

もし、カフェの店主が農家の知り合いに話をして、その知り合いから農家に交渉をした場合は、この言葉が意味するものではありません。

この場合、お願いをしたいカフェの店主が直接農家に話しをしておらず、間に知り合いが入っています。


「直談判」の言葉の使い方や使われ方

間に他の人を入れないで直接に相手と話し合うことという意味で使用をします。

間に誰かが入る場合には使用をしません。

舞台への出演、取材の申し込み、楽曲の提供、映画の制作、物を借りることなど、さまざまな事柄に使用されます。

思い切ってそのことをやる場合に使うことが多いです。

たとえば、舞台の出演をお願いしたいけれど、その人が了承してくれるかわからない、でも自分で直接お願いをしてみよう、といった場合に使われることが多くあります。

「直談判」の類語や言いかえ

「直談」が同じ意味です。

「直接交渉」は似た意味の言葉になります。

間に誰も入れないで、直接相手と問題の解決について話し合うことを意味します。

たとえば、保護したい土地があったとします。

そのために、土地を購入する必要があります。

土地の売買という問題について解決をするために、その土地の所有者と直接話し合いをすることを「直接交渉」といいます。

まとめ

問題を解決するためには、相手と話し合うことが大切です。

話し合いの方法にもいろいろとありますが、間に誰も入っていない場合をこの言葉は意味します。

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