この記事では、「相まって」の意味を分かりやすく説明していきます。
「相まって」とは?意味
いくつかの事柄が重なりあって、互いに影響しあってという意味です。
いくつかの事柄はいくつのことなのか、具体的な数字は意味に含まれていません。
2つのこともあれば、3つのこともあり、それ以上の場合もあります。
「相」という漢字には、たがいに、ともにという意味があります。
「相まって」の概要
一つだけではたいしたことはないけれど、いくつかの事柄が重なりあうと、印象的になったり、悪い事柄を招いたり、好ましい結果になったりすることがあります。
ハンバーガーのことで説明をします。
ハンバーガーといっても、バンズでハンバーグを挟んだだけのものもあれば、チーズ・ピクルス・トマト・レタスなど、いろいろな具材を挟んだものもあります。
素晴らしい肉を使っているなどは別ですが、一般的なファストフード店で食べるバンズにハンバーグを挟んだだけのものは、普通な味と感じることでしょう。
ハンバーグ・トマト・レタス・ピクルス・ナッツを使った自家製ソースをバンズで挟んだものがあったとします。
まず、肉汁がじゅわっとしてきます。
これだけなら、普通のハンバーガーでしょう。
しかし、このハンバーガーの場合は、レタスのシャキシャキとした歯ごたえ、トマトとピクルスののほどよい酸味、ナッツソースの濃厚な味わいがあります。
一つの要素だけで成り立っているのではなく、ハンバーグ、トマト、ピクルス、レタス、ソースといくつもの素材が重なり合っているのです。
そして、この味を作り出しています。
一つの素材だけでは作り出せないうまみが生まれています。
このことを「トマトとピクルスの酸味にナッツソースのコクが相まって」などと表現できます。
この例の場合は2つ以上の事柄がかかわっていますが、2つの場合でもいうことができます。
たとえば、ベージュ色のコートがあったとします。
ベージュという色だけでも大人っぽいですが、生地にメルトンを使用しているので、さらに大人っぽくなっていたとします。
このことを「ベージュとメルトン生地が相まって」などといいます。
ベージュ色だけよりも、メルトンを使用することでさらに大人っぽさが高まっています。
「相まって」の言葉の使い方や使われ方
いくつかの事柄が重なりあっていたり、それぞれが作用しあっていたりするときに使用する言葉です。
一つだけで成り立っているときには使用しません。
2つ以上であれば、いくつの場合にも使用できます。
「相まって」の類語や言いかえ
「相互に影響し合う」が似た意味の言葉です。
相互は両方の立場という意味で、2つの事柄を意味しています。
そのため、この言葉は2つの事柄がお互いに影響をしている場合に使用をし、3つや4つなどの場合には使用しません。
まとめ
一つの事柄に別の事柄が加わると、さらに大きな力になることがあります。
いくつもの要素が重なりあうとき、この言葉を使用します。