「真に受ける」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「真に受ける」とは?意味と使い方

この記事では、「真に受ける」の意味を分かりやすく説明していきます。

「真に受ける」とは?意味

「真に受ける」の読みは「まにうける」で、意味は「本気にすることや、真実だと思い込むこと」です。


「真に受ける」の概要

この「真に受ける」は、「本気にすること」の意味ですが、真実を本気にするのなら何の問題もありません。

しかし、この言葉には、正しいとは限らないあやふやな情報や間違った情報を「真実だと思い込む」と言ったニュアンスが込められています。

真実なら「真に受ける」ことで、何の不利益も受ける事はありません。

しかし誤った情報を「真に受ける」ことで、誤解したり、されたり、周囲に馬鹿にされたり、場合によっては経済的に大きな損失を受ける事も考えられます。

こうしたリスクのある情報を「本気にする」ことに対して、「真に受ける」と言う言葉が使われるのです。

ちなみに、たまに「間に受ける」と表記された言葉を見かける事がありますが、これは「真に受ける」「真」「間」と誤って使っているもので、明らかに間違いです。

「間」の漢字には、「真実や本当」と言った意味はなく、また「間に受ける」と言う言葉から推察される意味もありません。

すなわち「間に受ける」と言う言葉はないのです。

こうした間違いは恥をかく事となるので、覚え違えのないよう注意が必要と言えます。


「真に受ける」の言葉の使い方や使われ方

「真に受ける」の言葉の使われ方としては、以下の様な例が挙げられます。

・『彼の話には、いつもいい加減な所があり、真に受けるとひどい目に合う事があります。』

・『営業マンの甘言を真に受けて、安易に投資話に乗ると損失を被る事もあり、注意が必要です。』

・『新型コロナのmRMAワクチンは遺伝子に影響を与えると言うデマを真に受ける事で、接種拒否している人が少なくないようです。』

・『ネット情報を真に受けると、大きな間違いを犯す事があるので、常にファクトチェックを心掛ける事が大切です。』

「真に受ける」の類語や言い換え

「真に受ける」の慣用句は、「本当だと思い込む」「真実と思い込む」「鵜呑みにする」「額面通りに受け取る」などと言い換える事が出来ます。

まとめ

「真に受ける」の読みは「まにうける」で、意味は「本気にすることや、真実だと思い込むこと」と言う慣用句です。

この言葉には、誤った情報や、あやふやな情報や、盛られた話を「真実だと思い込むこと」と言ったニュアンスで使われます。

真実を「真実だと思い込むこと」には何の問題もありませんが、嘘や誤った情報を「真実だと思い込むこと」により、しばしば実害を受けるものです。

こうした実害の危険性がある様な情報を安易に信じ込むなと言ったニュアンスで、使われる事が多い慣用句です。

また「間に受ける」と表記されているケースが見受けられますが、これは「真」「間」と誤用したものです。

「間に受ける」と言う言葉ありません。

意味と使い方
意味解説辞典