「面倒見がいい」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「面倒見がいい」とは?意味と使い方

この記事では、「面倒見がいい」【めんどうみがいい】の意味や例文、使い方を説明していきます。

「面倒見がいい」とは?

「面倒見がいい」【めんどうみがいい】とは、世話することがうまいという意味があり、手間のかかることでも自分から進んでやってくれる人の行為を指し、厄介なことでも率先してやります。

人の世話を焼いても見返りを求めることはなく、善意の気持ちを持って世話するのも「面倒見がいい人」であり、他人のことでも我がことのように気配りして世話する人を指します。

類義語には、頼れて親しみが持てる人という意味がある「頼り甲斐がある」「姉御肌」などがあり、頼れる存在に対してこのように言い表します。


「面倒見がいい」の概要

自分のことだけではなく、人に対しても手間がかかるようなことでも率先して世話を焼き、いい状態になるよう力注ぐ人を「面倒見がいい」と言い表します。

行動や言動で悩む人の話を聞いてあげたり、解決するため一緒に行動してあげるなど何かと気が利くことをします。

この言葉の由来は「無益な事」という意味がある「どうな」から「目どうな」となり、そこへ「見がいい」と付け足すことで反対に「利益のある事」となります。

そんな言葉が「感心する」「かわいがり慈悲しむ」などになり、人をかわいがるように世話してあげるという意味になります。

言い換えの言葉には「ご迷惑」「困者」などがあり、人が厄介だと感じるときに使われています。


「面倒見がいい」の言葉の使い方や使われ方

人のことを心配して、どうしても放っておけない人に対してこのようにした方がいいと世話を焼く行為を「面倒見がいい人」と言います。

このような「面倒見がいい人の特徴」は心優しく、人思いで、自分のことよりも人の様子が気になり、助けたいと思う気持ちが強い傾向が見られます。

先輩や上司、社長など目上の人が年下の自分を気にかけてくれたり、近所に住む人が何かと世話を焼いてくれるときも「面倒見がいい」と言い表します。

このように、人に対して使われている言葉ですが、「面倒見がいい学校」「面倒見がいい会社」と団体や組織など全体的に対応がいいときにも使われています。

問題を抱えて困っている生き物を庇護【かばいまもる】っては保護し、世話する人に対しても「面倒見がいい心の優しい人」と言い、その活動に賛同する人もいます。

「面倒見がいい」を使った例文(使用例)

・『職場にいる上司は部下の面倒見がいいので頼りにされる』
・『私の通っている大学は面倒見がいいので辞める生徒が少ない』
・『面倒見がいい人は周りに目を向けて行動するのがうまい』
上司のほとんどは部下が仕事で失敗しないように目を配らせますが、「面倒見がいい」上司はさらに世話焼いてくれますので、一緒に仕事したり、アドバイスすることも多く、頼れる存在になるわけです。

そんな「面倒見がいい大学」なら、成績が悪い生徒にも親身に向き合うので、簡単に辞めてしまう人が少ないのが魅力的ですし、周囲に目を向るのもうまいのが特徴的です。

まとめ

元々世話することが好き、趣味としている人を「面倒見がいい」と言い、いかに頼れる存在であるかを表すときに使う言葉になります。

周囲にやたらと人のことを気にかけて行動する人がいたときは「面倒見がいいところが好きです」と、いかに尊敬しているか伝えてみればいい関係が築けるでしょう。

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