この記事では、「破天荒」と「型破り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「破天荒」とは?
「破天荒」とは今まで誰もしなかったようなことをする人、前代未聞といった意味になります。
「破天荒な生き方」といった言い方をしますが、これは普通の生き方とは違う、誰もしないような生き方という意味合いです。
いい意味で使われることもありますが、皮肉を込めたり、悪い意味で使うこともあります。
例えば妻子を泣かせるような自己中心的な夫のことを「若い頃は破天荒な生き方だったが、最後は家庭に戻った」などと言ったりします。
「型破り」とは?
「型破り」とは、常識を超えた行動や思考をすること、またそのような様子を言います。
「アイドルとしては型破りなタイプだが、やけに魅力的」「型破りな方法だが、別にルール違反ではない」「従順なだけは飽きた、型破りな社員が欲しいと社長は言っていた」などと、使います。
「型破り」とは決して「ルール違反」「非常識」という意味ではありませんので注意してください。
「破天荒」と「型破り」の違い!
「破天荒」と「型破り」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、「普通」「一般的」ではない場合に使われる言葉です。
意味合いとしては似ていますので、どちらを使ってもそれほど意味が大きく変わるということはありませんが、それぞれの違いもありますので、使い分けていくようにしましょう。
「破天荒」とは今まで誰もしなかったことをする、という意味で使います。
同義語としては「前代未聞」があります。
一方の「型破り」とは常識を超えたやり方、考え方をすることという意味です。
つまりこれまで過去になかったようなことをする場合は「破天荒」、過去に同じようなことが起こったこともあるが常識を超えている場合は「型破り」と使い分けることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「破天荒」と「型破り」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも平凡ではない、珍しいといった意味合いでは同じです。
人に対して使う場合は「個性的である」という褒め言葉になることもありますし、「人と(悪い意味で)違っている」「自己中である」といったように悪い意味を込めて使うこともあります。
どちらの意味合いになるのかは前後にある言葉から判断するようにしてください。
言葉の意味を正しく理解して使い分けていきましょう。