長く同じ業務を行なっていると、様々な経験が「自信」に繋がるのを実感できます。
そんな時は、いつもとは違う要求されたとしても、簡単に対応できますし、それが正しい方向だと「確信」も持てます。
ここで、出てきた「自信」とか「確信」とうのは、どういう意味でしょうか。
2つの違いは何でしょうか。
この記事では、「確信」と「自信」の違いを分かりやすく説明していきます。
「確信」とは?
「確信」とは、「確く信じる」、つまり「そうであることを強く信じる」ことです。
一般的には、それに値するだけの客観的な材料があり、それが結果につながると認められることが必要です。
対義語としては、「不信」あるいは「疑念」です。
英語では、「certain」が近いでしょう。
「自信」とは?
「自信」とは、「自分を信じる」あるいは「自分を高評価する」ことです。
一般的には、自分の能力や、行動など自分自身に関することを対象とします。
しかし、他人の能力などに関することでも、自分が強く信じていることを言いたい場合は、「あの人は成功するという自信があります」のように表現する場合もあります。
対義語としては、「危惧」と言われていますが、少し方向が違うという意見もあります。
英語では、「confidence」という言葉が、最も近いでしょう。
「確信」と「自信」の違い
「確信」と「自信」の違いを、分かりやすく解説します。
「確信」も「自信」も、「強く信じる」という意味では同じです。
違うのは、「自信」が主に、自分の能力などを「信じる」場合に使うのに対して、「確信」は、主に自分以外の客観的な事柄に関して、「信じる」時に使われます。
よく使われる表現として、「自信が確信に変わりました」というものがあります。
これは、「自分の能力を自分で信じていたが、様々な事実を考慮することで、それが客観的に信じることも可能であると認識した」ということになります。
「確信」の例文
「確信」の例文は以下のようになります。
・『参加メンバーを見て、今回のプロジェクトが成功することを確信しました』
・『証拠の全てを検証した結果、彼の無実を確信しました』
「自信」の例文
「自信」の例文は以下のようになります。
・『あの人は自信過剰ですが、それが魅力のひとつになっています』
・『この問題を取り巻く環境の複雑さに対して、全て局面で適切に対応できたことから、単なる自信が成功の確信に変わりました』
まとめ
この記事では、「確信」と「自信」の違いを、解説してきました。
どんなに小さなことでも、どんなに無駄に見えるようなことでも、自分がやってきたことは、必ず自分の体に染み付いていますし、自分の栄養になっています。
そのことは、自分が活動する上での、大きな「自信」になります。
それが「過信」で無い限り、「自信」は必ずプラスに働きます。
多くの場面で、その「自信」を「確信」に変えることによって、さらに大きな難局でも乗り越えられるようになるでしょう。