この記事では、「神話」と「昔話」の違いを分かりやすく説明していきます。
「神話」とは?
「神話」の意味と概要について紹介します。
「神話」の意味
「神話」は「しんわ」と読みます。
意味は「宇宙や人、動物、文化などを創造したり、起源となる現象やエピソードに、神々の存在を関係付けて表した物語のこと」「特に科学的に証明されていないのに、長い間人々によって信じられている事柄」です。
「神話」の概要
「神話」には、以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は、元の意味として「大昔に、神々が自由奔放に暮らしていて、それが宇宙や人間、動物、文明などの起源につながったという物語を表したもの」のことで、「ギリシャ神話」「エジプト神話」などがあります。
2つ目は上記から転じて「科学的に証明されていないのに、長い間人により信じられ、称賛されたり、恐れられている様なものごと」で、「学校における安全神話」などと言います。
「神話」は文字通り「神々の伝説」「神がかった話」という意味で、真実味はありません。
「昔話」とは?
「昔話」の意味と概要について紹介します。
「昔話」の意味
「昔話」は「むかしばなし」と読みます。
意味は「昔の出来事や経験などについて語ること」「民俗学で、昔起きたとされる空想の話を、子供向けに語って聞かせること」です。
「昔話」の概要
「昔話」には以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は「昔の出来事や経験などについて語ること」という意味で、「年よりは昔話が好きだ」などと言います。
2つ目は「民俗学で、昔起きたとされる空想的な内容の話を、子供向けに語って聞かせること」という意味で、「昔話の紙芝居」などと言います。
「むかし、むかし、あるところに」で始まり、「桃太郎」「一寸法師」「はなさかじじい」などがあります。
昔の空想話で登場人物は人や動物、神など様々で、「神話」も「昔話」のうちに含まれる場合もあります。
「神話」と「昔話」の違い!
「神話」は「神々の伝説」「神がかった話」です。
「昔話」は「昔の出来事や経験の話」「昔起きたとされる空想の話」です。
まとめ
今回は「神話」と「昔話」の違いをお伝えしました。
「神話は神々の物語」、「昔話は昔あった空想の物語」と覚えておきましょう。