「禁断」と「禁止」の違いとは?分かりやすく解釈

「禁断」と「禁止」の違い違い

この記事では、「禁断」「禁止」の違いを分かりやすく説明していきます。

「禁断」とは?

「禁断」には、ある行為をかたく禁じられることという意味があります。

「禁ずる」とは、やってはいけないと禁止することです。

禁止は命令です。

「禁断」には、ある行為をかたく禁じられると受け身になっているので、誰かからやってはいけないと命令されていることになります。

「禁断」と同じような意味の言葉に「禁圧」があります。

「禁圧」もある行為を禁じられることですが、権力や威力の圧力によって禁ずることを意味しています。

一方、「禁断」の場合は権力や威力による圧力という意味は、強く含まれてはいません。

「禁」という漢字には、とどめる、さしとめるという意味があり、「断」という漢字には、たつ、たえる、たちきるという意味があります。


「禁止」とは?

「禁止」には、ある行為を行わないように命令することという意味があります。

ある規則などによって行わないようにさせることです。

たとえば「駐車禁止」という場合、場所によっては「道路交通法」という規則によって「禁止」されています。

「禁止」には、宗教や道徳など支配者が被支配者に対して行うもの、行政が行うものなどがあります。

「止」という漢字には、とめる、とどめる、さしとめるという意味があります。


「禁断」と「禁止」の違い

「禁断」とは、かたく禁じられることです。

やってはいけないと命令されることを意味します。

「禁止」は、ある行為を行わないように命令することです。

「禁止」の場合は、ある規則などによって行わないようにさせていますが、「禁断」「規則による」という意味は含まれていません。

まとめ

「禁断」「禁止」もやってはいけないという意味が含まれていますが、規則によるものなのかという点が違います。

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