「稀代のワル」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「稀代のワル」とは?意味と使い方

この記事では、「稀代のワル」の意味を分かりやすく説明していきます。

「稀代のワル」とは?意味

稀に見る悪い人物であるという意味の言葉です。

逮捕されるほどの悪ではない部分でもそう呼ばれることもあり得る言葉で、タレントが恋愛がらみで騒動を起こした際に稀代のワルと呼ばれたこともありました。

自称することもできなくはない言葉ですが自称すると格好がつかない部分もあるため架空作品などでは「悪」を自称するくらいに留めることが多いでしょう。

「稀代のワル」には明確な基準がない俗語で、大量殺人犯など悪の頂点といえる人物がみなそう呼ばれているわけではなく、怪しさ、厄介さを含んだものに対する蔑称的な要素を含んでいると言えるでしょう。

なお、人を相手に使う言葉で動物などにはまず使いません。

過去を振り返ってあいつは稀代のワルだったという使い方もできます。


「稀代のワル」の概要

「稀代のワル」はワルという不良などイメージされる言葉で、テロリストや殺人犯などの方向性とは異なる悪さを指すことが多くなっており、現在でも特定の元タレントを指す言葉になっている側面があります。

「人を騙す」「たぶらかす」「いいようにもてあそぶ」などの悪さの要素を指していた部分が強い言葉ですが、人当たりの良さを利用した高年齢層への詐欺行為やねずみ講など人の気持ちに取り入っての悪い行為、街への落書きなど社会ルールに反抗する程度の悪さも「稀代のワル」という言葉のニュアンスに含んでも良いでしょう。

稀代という言葉を使っていますが道らも人それぞれという部分があり、自分にとって「稀代のワル」が3人いるということもおかしくはありません。


「稀代のワル」の言葉の使い方や使われ方

「あいつは稀代のワルだから近づかないほうがいい」「稀代のワルの生涯」「稀代のワルのやり方」などの言葉の使い方がありますが、ワルという言葉だけにネガティブなイメージのものばかりになり、加害者の考え方を知りたいという目的の記事タイトルなどにも使われることがあります。

「稀代のワルになりたい」などと自分で思うことまではありえますが、口語として言うのはやや不自然です。

「稀代のワル」の類語や言いかえ

稀代のワルの言い換えや類語としては「とても悪いやつ」「悪人」「詐欺師みたいなもの」等が挙げられ、暴力というよりは人を騙す、人の立場を利用して突き落とすようなやり方を指し、「殺人犯」「脱獄犯」はよく使われていた時点での稀代のワルとはニュアンスが異なっています。

「稀代の悪代官」という言葉で多数の悪代官役を演じた役者を評した言葉がありますが、こちらは役柄と人格は別物であるという評価になります。

まとめ

「稀代のワル」は特定の元タレントを指す時期があり、それ以降も問題を起こした芸能人はいるもののそれほどこの言葉は使われていません。

人それぞれの部分はありますが「ワル」というイメージの範囲に一応収まっているものの厄介で面倒な存在と言えるのが「稀代のワル」と呼ばれる人物と言えるでしょう。

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