「空想」と「白昼夢」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「空想」と「白昼夢」の違い違い

この記事では、「空想」「白昼夢」の違いを分かりやすく説明していきます。

「空想」とは?

現実には起こらないであろうことを想像することです。

非現実的なことを心の中に思い描くことをいいます。

非現実的なことであれば、どのようなものを心に描いても「空想」ということができます。

たとえば、空中に建設された病院など、現実にはありえないでしょう。

しかし、このようなものを心の中に思い描くことはできます。

この行為が「空想」です。

「空」には、中身や根拠がない、むだ、「想」には、おもう、おもいめぐらすという意味があります。

現実にはありえないことは、根拠がないことだといえます。

それを想像することなので「空想」です。


「空想」の使い方

今人間が生活しているこの世界ではありえないようなことを、心の中に描くことを指して使用する言葉です。

実際にありそうなことを思い描くことには使用しません。

たとえば、人間の言葉をしゃべるロボットがいると、心の中に描いたとします。

実際にこのようなものは作られ始めているので、これは「空想」とはいえません。


「白昼夢」とは?

日中に、現実には起こらないであろうことを、夢のように目を覚ましたまま見ることです。

また、現実には起こらないであろうことを思い描いて、それに熱中することです。

白昼とは日中のことです。

夢には、睡眠中に脳の中で作られる映像という意味や、現実から離れた考えという意味があります。

このときに見ている映像は、自分にとって望ましいものであることが少なくありません。

「白昼夢」の使い方

日中に、目を覚ましたままの状態で心の中に描いたことを映像のようにみることを指して使用します。

日常、頻繁にこのような経験をすることはないので、日常会話で頻繁に使われる言葉ではありません。

「白昼夢のような体験」といった使われ方をし、この場合、自分にとってよい事柄であることを指しています。

望ましくない事柄を映像として見ることには、あまり使用しません。

「空想」と「白昼夢」の違い

どちらの言葉にも想像という意味合いがありますが、やや意味合いが違います。

前者の言葉は、実際にはないようなことを心の中に描くことを意味しています。

この行為をする時間帯がいつなのかは意味に含まれていません。

後者の言葉は、心の中に描かれる実際にはないようなことを、日中に映像として見ることを意味しています。

これが起こるのは日中です。

「空想」の例文

・『空想をして楽しむ』

・『空想を現実のものにしたい』

・『こうなったらいいなと空想してみる』

「白昼夢」の例文

・『白昼夢のような経験だ』

・『白昼夢のような世界』

・『これは白昼夢なのだろうか』

まとめ

どちらの言葉にも想像という意味が含まれていますが、この行為の時間帯に違いがあります。

また、心の中だけのことなのか、映像として見ることなのかという違いもあります。

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