「突如」と「突然」の違いとは?分かりやすく解釈

「突如」と「突然」の違い違い

この記事では、「突如」「突然」の違いを分かりやすく説明していきます。

「突如」とは?

「突如(とつじょ)」とは、「何の前触れ(前兆)もなしに、急にある物事が起こること」「出し抜けであるさま」を意味している言葉です。

「突如」という表現は日常会話や普段のやり取りで使われることがまずなく、基本的に文章の中で使われる「文語的な表現(書き言葉としての表現)」になります。

例えば、「突如として青空に黒雲が立ち込めました」「突如、後方から敵の大軍を姿を現しました」などの例文で使われます。


「突然」とは?

「突然(とつぜん)」とは、「予期していなかったことが急に起こるさま」「思ってもいなかった物事が不意に起こること」を意味している言葉です。

「突然」という表現は、「予測しておらず急であるさま・唐突であるさま・不意であること(思ってもいなかったこと)」を意味しているのです。

例えば、「突然の訪問に驚かされました」「突然、子供が飛び出してきて急ブレーキをかけました」といった文章で使用することができます。


「突如」と「突然」の違い!

「突如」「突然」の違いを、分かりやすく解説します。

「突如」「突然」「前触れ(前兆)もなく、ある出来事が急に起こること」を意味している点では同じであり、国語辞典などにおける意味の解説では同じ意味を持っている「同義語」になります。

ただし、日常会話のやり取りで「突如」の表現を用いることはまずないため、「突如」は小説・エッセイ・論文などで用いられる「文語(書き言葉)」として用いられる言葉としての特徴を持ちます。

「突如」に対して「突然」のほうは、「文語(書き言葉)」だけではなく「口語(話し言葉)」でも自然な響きを持つ言葉として使われているという違いを指摘できます。

まとめ

「突如」「突然」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「突如」とは「何の前兆もなく物事が急に起こること・文語(書き言葉)で使われることが多い表現」を意味していて、「突然」「予測していなかった物事が急に起こるさま・口語(話し言葉)でも文語(書き言葉)でも使われる表現」を意味している違いがあります。

「突如」「突然」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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