「立ち直る」と「開き直る」の違いとは?分かりやすく解釈

「立ち直る」と「開き直る」の違い違い

この記事では、「立ち直る」「開き直る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「立ち直る」とは?

「立ち直る」の意味は以下の通りです。

1つ目は「倒れそうになったものが元に戻る」という意味で、傾いたものや地面に倒れそうになったものが、元の体勢に戻ることを言います。

2つ目は「精神的に好ましくない状態が元に戻る」という意味で、落ち込んだり不安な気持ちなどがなくなり普通の状態に戻ることを言います。

3つ目は「ものごとが良くない状態から元に戻る」という意味で、悪い状態に陥っていたのが元の状態を取り戻すことを言います。

上記に共通するのは「元の良い状態に戻る」という意味です。


「立ち直る」の使い方

「立ち直る」「倒れそうになったものが元に戻る」「精神的に好ましくない状態が元に戻る」「ものごとが良くない状態から元に戻る」という意味で使われます。

「立ち直る・立ち直った」と動詞として使われたり、「立ち直って」と副詞として使われたり、「立ち直り」と名詞として使われたりします。

基本的に、良くない状態に陥っていたのが、元の普通の状態または良い状態に戻る時に使われる言葉です。


「開き直る」とは?

「開き直る」の意味は以下の通りです。

1つ目は「急に厳しい態度になる」という意味で、それまでとは違い真剣な態度を人に見せることを言います。

2つ目は「諦めてふてぶてしい態度になる」という意味で、どうにでもなれと思って居直ることを言います。

上記に共通するのは「相手に対して遠慮しなくなる」という意味です。

「開き直る」の使い方

「開き直る」「急に厳しい態度になる」「諦めてふてぶてしい態度になる」という意味で使われます。

「開き直る・開き直った」と動詞として使われたり、「開き直って」と副詞として使われたり、「開き直り」と名詞として使われたりします。

基本的に、それまでの態度とはうって変わって相手に対して真剣になったり、図々しくなる時に使われる言葉です。

「立ち直る」と「開き直る」の違い

「立ち直る」「良いくない状態から元の良い状態に戻ること」という意味です。

「開き直る」「相手に対して急に厳しい、またはふてぶてしい態度になること」という意味です。

「立ち直る」の例文

・『彼は石につまいてよろけたが、必死に立ち直った』
・『しおれていた花に水をやったら見事に立ち直って花を咲かせた』
・『彼はやっと失恋のショックから立ち直った様だ』
・『あの企業は従業員の努力により経営が立ち直ったそうだ』

「開き直る」の例文

・『彼女は会議で部長に対して開き直って反対意見を述べた』
・『ミスをしたのは彼なのに、忙しかったので仕方ないと開き直っていた』
・『彼女に浮気がバレたので開き直って認めた』
・『最初から開き直って「できません」と言えるとはうらやましい』

まとめ

今回は「立ち直る」「開き直る」について紹介しました。

「立ち直る」「悪い状態が戻る」「開き直る」「急に態度が大きくなる」と覚えておきましょう。

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