「筋道を立てる」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「筋道を立てる」とは?意味と使い方

この記事では、「筋道を立てる」の意味を分かりやすく説明していきます。

「筋道を立てる」とは?意味

「筋道を立てる」とは、「ものごとを行う際に、首尾一貫させる事で、理に適う様にすること」また「しかるべき手順をきっちりと踏むこと」を意味する慣用句です。


「筋道を立てる」の概要

「筋道を立てる」「筋道」は、「ものごとがそうであることの理由」「ものごとを行う際の正しい順序・手順」という意味の言葉です。

また「立てる」という動詞には多くの意味がありますが、その中の一つに「ものごとを好ましい形で成り立たせたり、維持させること」と言う意味があります。

そこから、「矛盾なく認められるようにしたり、道理や順序を正しくする」意味を指す言葉としても使われ、「筋道を立てる」での「立てる」は、この意味で使われているのです。

従って「筋道を立てる」の慣用句は、前項で記した様に「ものごとを行う際に、首尾一貫させる事で、理に適う様にすること」「しかるべき手順をきっちりと踏むこと」と言う意味になるのです。

「筋道を立てる」は動詞で終っている表現なので、文章の最後に持ってくる場合には、そのまま使えます。

一方で文章の途中で使いたい場合には、「筋道を立てて」と副詞として使われます。

この「筋道を立てて」の方が、『筋道を立てて説明する』のように、むしろよく聞く言葉かも知れません。

「筋道を立てる」ことは、複雑な問題を解きほぐし、理路整然と整理することであり、ビジネスにおける課題解決や、相互理解を深めるための説明の仕方として重要な事なので、言葉の意味はもちろんのこと、それを行うテクニックを身に付ける事が大切だと言えます。


「筋道を立てる」の言葉の使い方や使われ方

「筋道を立てる」は『会社を辞めるのは、あなたの自由だけれど、辞めるにしても筋道を立てる事は社会人としてのマナーです。』や『まくし立てるように説明されても、全く理解できません。 もう一度、筋道を立ててゆっくりと説明して下さい。』の様に使われます。

一つ目の例は、動詞で終る使い方で、二つ目の使い方は副詞化して使う事例です。

「筋道を立てる」の類語や言い換え

「筋道」の類語としては、「道理」「ことわり」「つじつま」「道筋」などが挙げられます。

従って、「筋道を立てる」「道理を通す」「ことわりを通す」「つじつまを合わせる」「道筋を立てる」と言い換える事が出来ます。

まとめ

「筋道を立てる」とは、「ものごとを行う際に、首尾一貫させる事で、理に適う様にすること」また「しかるべき手順をきっちりと踏むこと」を意味する慣用句です。

「筋道を立てる」は動詞で終る言葉なので、文章の終わりに使う場合にはそのまま使えますが、文章の途中で使いたい場合には、「筋道を立てて」と副詞化して使われます。

この副詞化しての使い方は、『筋道を立てて説明する』などと、しばしば耳にする使い方と言えます。

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