「簡明直截」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「簡明直截」とは?意味と使い方

色々な文章の中には、思わず辞書を調べたくなる用語もあります。

この記事では、「簡明直截」の意味を分かりやすく説明していきます。

新しい言葉をインプットして、知識を広げていきましょう。

「簡明直截」とは?意味

簡明直截(かんめいちょくせつ)とは、すとんと落ちるように、分かりやすいこと。

まどろっこしい物言いをせず、はっきり言うことです。

簡明直截の「簡明」には、非常に分かりやすいという意味があります。

難しい言葉を並べ立てるのではなく「ひと言でストレートに伝える」という訳が込められています。

そして「直截」は、ためらいが無いこと。

「まわりくどい言い方をせずに、ズバッと言う」という訳があります。

小中学生でも分かるような平易な表現をつかって、納得できる答えを伝えることが「簡明直截」です。

誰もが理解できるもの、簡単なものになります。


「簡明直截」の概要

簡明直截とほぼ同じ意味の四字熟語に「直截簡明(ちょくせつかんめい)」があります。

いわゆる簡明直截の上と下の熟語を、ひっくり返した言葉です。

簡明直截も直截簡明も、分かりやすい表現方法のことです。

有名なジャーナリストの1人に、池上彰さんという方がいます。

池上彰さんは「難しいことを分かりやすい表現で伝えるスペシャリスト」として注目されています。

最近はビジネスや教育の場でも、簡明直截なスキルを身に付けることが求められています。

難しいことを難しいまま伝えるのではなく、相手に理解してもらえるように分かりやすく言い換えることはとても大切です。


「簡明直截」の言葉の使い方や使われ方

「簡明直截」は次のようなシーンで用います。

・芥川賞を受賞した作品は、簡明直截なタッチが評判をよんでいる。
「彼はもったいぶった話しぶりがない。簡明直截でいいね」
・あの先生はいつも生徒たちの質問に、簡明直截に答えてくれる。
簡明直截とは、理解しやすい平易な言い回しで伝えること。

初心者でも分かるように、かみ砕いた言葉でハキハキと伝えることです。

書き方や教え方が優れているときに用います。

「簡明直截」の類語や言いかえ

簡明直截の類語には、次のような言葉があります。

・簡潔明瞭
・単純明快
・簡明素朴
単純明快(たんじゅんめいかい)とは、余計な物がなくて分かりやすいことです。

また簡明素朴(かんめいそぼく)もスッキリしていてシンプルだという意味が込められています。

その他にも「分かりやすい」「理解しやすい」などの言葉に置きかえできます。

まとめ

「簡明直截」の言葉について、分かりやすくお伝えしました。

「簡明直截」とは、ストレートではっきりしていること。

難しい言葉を使わず、平易な文章で仕上げてあることです。

簡明直截の類語には、簡潔明瞭や簡明素朴などの言葉があります。

難しい表現をつかっても、相手にこちらの意図が伝わっていなくては、元も子もありません。

簡明直截はコミュニケーションのスキルを上げてくれる、思いやりあふれる言葉です。

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