お米は日本食では主食になり、普段から大変馴染みのある食べ物です。
ここではお米に関連した言葉である「精白米」と「精米」の違いについて見ていくことにしましょう。
この記事では、「精白米」と「精米」の違いを分かりやすく説明していきます。
「精白米」とは?
「精白米」とは、「玄米」を搗(つ)いて、糠(ぬか)や胚芽(はいが)を取り除き、白くしたお米のことを言います。
「白米」とも言いますが、スーパーなどで見かけるお米のことです。
他にも、お米を研いで洗わずに炊くことができる「無洗米」も売っています。
水を加えるだけなので、手間や時間を省くことができます。
「精米」とは?
「精米」とは、「玄米」を搗いて、糠や胚芽を取り除いて白くすること、または白くしたお米のことを言います。
「玄米」を「精米」すると、「白米」になります。
「精米」には「ぶつき精米」もあります。
「白米」よりも糠や胚芽が残っているので、「玄米」の栄養を多く摂ることができます。
「ぶつき精米」には「1ぶつき」、「3ぶつき」、「5ぶつき」、または「8ぶつき」などがあります。
「1ぶつき」は糠や胚芽を少しだけ取り除いただけなので、「玄米」の栄養を十分に摂ることができます。
「8ぶつき」は「白米」よりも、少しだけ、糠や胚芽が残った状態です。
見た目もほぼ白く、「白米」に近い味わいながらも、玄米の栄養を摂ることができます。
健康を意識するなどの理由で、「玄米」を食べている人もいます。
「玄米」は高い栄養素が含まれていますが、人によっては食べにくかったり、味が好みではないかもしれません。
「ぶつき精米」にすることで、「玄米」よりも食べやすくなる上に、「白米」よりも「玄米」の栄養素を摂取することができます。
「精白米」と「精米」の違い
「精白米」と「精米」の違いを、分かりやすく解説します。
「精白米」は「玄米」を搗き、白くしたお米のことを言います。
「精米」は「玄米」を搗き、白くすることを言いますが、白くしたお米のことを指す場合もあります。
なので、「精白米」と「精米」は同じような意味で使われることもあります。
他にも、「白米」や「精白」という言葉も、同じように使われています。
「白米」よりもさらに「精米」したお米を「上白米」と言います。
糠などがほとんどないので、見た目は「白米」よりも白くなります。
その分、食べやすくはなりますが、栄養価は低くなります。
まとめ
新米が出回る時期になると、昨年のお米は日数が経ってきてしまい、味が劣化してきます。
何カ月も保管する場合は「精米」した「白米」よりも、「玄米」のままのほうが、味は落ちにくいです。
食べる分だけ、その都度「精米」した方が、お米は美味しくいただけます。
しかし、自宅に家庭用の精米機が無い場合は難しいでしょう。
なので、ある程度の期間の分だけ、まとめて「玄米」を「精米」することで、味の低下を防ぎやすくなります。
また、「精米」の手間を省くためには、定期的に「精白米」を入手するという方法もあります。
健康のためにも、「白米」だけではなく、「玄米」や「ぶつき米」を食べるようにしたいものです。