「糧にする」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「糧にする」

糧にするとは「かてにする」と読みます。

糧とは本来は食べ物、食料、などを指しており、「日々の糧」などと表現することができます。

これに転じ、実際の食べ物を指すのではなく、エネルギーや活力の元などの意味で使われることが多いです。

「糧にする」の意味

糧にするとは物事や経験を自らの成長のために用いるということであり、肥やしにする、教訓とする、踏み台にする、バネにする、支えにする、拠り所とする、などといった類義語があります。

あるいは経験を次回に役立てるという意味もあり、その場合は血肉とする、吸収する、学び取る、などといった言葉と同等の意味になります。

「糧にする」の言葉の使い方

日々、人間は何かしらをエネルギーにして生活しています。

例えば失敗を活力にして次に進んでいくこともありますね。

確かに失敗はつらいものですが、そこから学んでいくことによってより成功することが可能になります。

人間関係などで失敗することがあったとしても、そこから何かを得ていくことで、二度と同じ間違いをしないということができるのです。

「糧にする」を使った例文・短文(解釈)

糧にするとは、一体どのようなニュアンスで使われるのでしょうか。

ここでは糧にするという言葉の例文を紹介します。

「糧にする」の例文1

「この学校で学んだことを糧にして頑張ります」

卒業する時は誰しも感傷的になりますよね。

卒業した後、恩師や同級生、仲間たちが恋しくなることもあるでしょう。

寂しさに負けて、自分の能力を発揮できないといったこともあるかもしれません。

しかし、そんな時こそ学校で学んだことを支えにし、自分の道を切り開いていかなければなりません。

そこで学んだことを自らの成長のためにしっかりと生かしてこそ、その学校に通った意味があるのです。

学校で学んだことを生かし、今後も進んでいくと力強く言う時にこの言葉を使うことができます。

「糧にする」の例文2

「体験を糧にして生きていかなければいかない」

人間はいろいろなことを体験していきますよね。

そんな時に、体験から成功するための秘訣も学びますし、何をしたら失敗する可能性を高めてしまうのか、賢く立ち回るためにはどうすれば良いのか、などということを学んでいきます。

経験が少なければ、失敗する確率が高まってしまいますし、仮に経験があったとしても、だからといって必ず成功できるとは限りません。

自分の体験を生かして次に繋げていくという努力が求められるのです。

「糧にする」の例文3

「あの人の存在を日々の糧にしている」

何か大変なことがあった時、助けてくれる人の存在は心強いものです。

その人がいてくれるから頑張れるということもあるかもしれません。

常に傍にいて助けてくれる人がいるから前向きになれるという経験を持つ人は多いのではないでしょうか。

そのような人の存在は全ての人に必要であり、そのような人が心の糧になっているという人は少なくありません。

もしも誰かが日々の糧になっているのであれば、その人にきちんとお礼を伝えたいものです。

「糧にする」の例文4

「恩師の言葉が私の糧になっている」

学校で誰もがいろいろなことを学びますが、学校で学ぶ内容は授業の中身や教科書の中身だけではありません。

恩師からの言葉や友達とのやり取りで学ぶこともたくさんあります。

悩んでいた時に恩師から言われた言葉でその時の自分は救われた、その言葉はいつになっても自分の励みになっている、という人も多いのではないでしょうか。

誰かの何気ない一言にとても励まされたという経験は多くの人にあるものです。

自分自身もそのような言葉を人に投げかけられるようになりたいものです。

そしてそのような言葉を胸に生活できるということはとても幸せなことなのです。

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